現代医学10の矛盾と問題

この記事では、私が痛みの解決方法について、現代医学の他東洋医学、免疫学、生理学、細胞学などを勉強した結果分った事と、一番信頼されるべき現代医学の整形外科が痛みの解決にイマイチ成果を上げていない現実について解説します。

「私の痛みはどうして良くならないの?」「どこに行けば良くなるの?」と悩んでいる方にお役立て頂けると思います。

今日は!痛み解消スペシャリストの長岡です。

私達が一番辛いのは痛みです!しかし「何年も病院通っているけど良くならない」「色んな治療院に行ったけど良くならない」「手術をしたけど痛みが取れない」などの状況で悩んでいる方がたくさんいると思います。

そんな方に『痛みとは何なのか?』『どうして良くならないのか?』という事について詳しくお話したいと思います。

整形外科と生理学で異なる痛みの考え方

私達は痛いと大抵整形外科に行きます。どこの整形外科もたくさんの人が行列を作り、1~2時間待つのは当たり前になっています。しかし、治療の仕事に携わっていて思うのは、最近「整形外科に行っても仕方ない」「どうせ良くならない」と言う人がかなり増えているという事です。特に若い人達です。

整形外科は骨折など骨の問題を治すのが専門です。できからレントゲンを撮って骨のどこに問題があるか調べ、その結果ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症、変形性膝関節症などの状態を見つけると、「これが痛みの原因」となります。

ところが、「痛みのメカニズム」(痛みはなぜ起こるのか?)について、痛みに関する色々な文献を調べると、痛みは現代医学に置いて生理学(生命の仕組み)の分野だと分ります。医者の卵たちも生理学の講義で「痛みが起こる仕組み」について学びます。

生理学の「痛みのメカニズム」には、痛みは筋肉細胞に起こる電気現象だと書いてあります。

整形外科では「痛みは骨や神経の問題」といい、生理学では「痛みは筋肉の問題」と言っているのです。一体どっちが本当なのか?私も随分悩みました。その疑問を解決して頂いたのが、石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』でした。

「痛みのメカニズムを知らない医師」

腰痛など筋骨格系の痛みのほとんどは、筋肉のけいれんからくる「筋痛症」が原因です。簡単に言うと、筋肉の痛みです。ところが、医師の卵は、その肝心な筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わないのです。なぜか現代医学から「筋肉」がすっぽり抜け落ちてしまっています。

いまの医学教育では、「痛みのメカニズム」については、基礎医学の生理学で臨床の勉強をはじめる前にちょっと習うだけで、医師になるころにはすっかり忘れているのが現状だと思います。

つまり、痛みのメカニズムを忘れてしまった医師が、習ったことがない筋肉の病態を診ているのです。そして、レントゲンやMRIや関節鏡で見える「骨格異常」が痛みの原因だと教えられ、疑うこともせず、そう思い込んでいるのではないでしょうか。

石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋

上記が痛みは「骨や神経の問題が原因」か「筋肉の問題が原因」かに関する答えです。私は医者ではないのでレントゲンやMRIなどの検査はできません。患者さんが実際どこが痛いのか丁寧に調べて行きます。すると痛みのほとんどは筋肉に起きているのが分ります。

しかし、筋肉の損傷はレントゲンやMRIには写りません。写るのは骨だけです。ですから病院の検査では分らないのです。さらには加茂先生がおっしゃるように現代医学には「筋肉科」がありません。ですから、筋肉について研究しているドクターはほとんどいないのが現実です。

本当は筋肉が原因の痛みで病院に行っても、整形外科では骨や神経の問題が原因になってしまうのです。それが「病院に行っても治らない」「手術をしても治らない」という現代医学の現実になっている訳です。骨の問題は解決しても、痛みの原因になっている筋肉の問題は解決していないからです。

ヘルニアの神経が圧迫されて痛いは本当か?

腰痛で非常に多いのがヘルニアです。レントゲン写真を見せられながら説明されれば誰でも大抵納得します。しかし、少し医学を勉強すると、このヘルニアが腰痛の原因とする説明には多くの矛盾のある事が分ります。

ヘルニアの解説
ヘルニアの説明

けしてヘルニアがウソだと言うつもりはありません。レントゲンで分る事なのでヘルニアは間違いありません。しかしヘルニアが本当に腰痛の原因か?という事です。色々矛盾する事実についてご紹介します。

前にNHKの番組だったと記憶していますが、検査するとヘルニアの症状の人はものすごくいっぱいいるらしいです。じゃあ、そのヘルニアの人が全部腰痛かというと、実際にヘルニアで腰痛の人はそのなかの30%くらいで、70%の人は全然痛くないと言うのです。これって絶対おかしいです。ヘルニアが腰痛の原因だとすれば、ヘルニアの人は全員腰痛という理屈になるはずです。

私はこれまで3,000人以上の腰痛の人を見てきました。病院でヘルニアと診断された人もたくさんいました。そしてヘルニアの手術をしても腰痛が治らないと言う人もたくさん見ました。何回手術をしても痛みが取れなくて、最高4回手術をしたという人も見ました。その方は4回目の手術後ベッドから起きられなくなってしまいました。手術でヘルニアは治っているのに痛みが取れないのは絶対おかしい話です。

腰痛で病院で検査をしても原因不明と言う人もかなりいます。ヘルニアがないのに腰痛になる?これをドクターはどう説明するのでしょうか?これも絶対おかしい話です。

このホームページで紹介しているイオンシートを使うと、ほとんどの腰痛は簡単に解決します。早い人は1回です。ヘルニアが腰痛の原因であれば手術以外に解決方法はないことになります。しかし、ウソみたいに簡単に良くなります。なぜそのようなことが起こるのか?私はヘルニアは治していないし、治せません。それでも痛みは消えるのです。おかしな話です。

病院では腰椎のレントゲンを撮って、骨の損傷を調べます。私は医者ではないので、患者さんが体のどこが痛いのか丁寧に調べます。すると実際に痛い部分が腰椎ではないケースがたくさんあります。医者は患者さんが腰のどの辺が痛いかなど全く関係なく、腰椎だけを見ます。しかし、実際に痛い部分はヘルニアとは全く関係ない部分が痛くている場合が多いのです。これもすごくおかしな話です。

最期に「神経は圧迫されても痛くない」という話をします。整形外科の痛みが起こる根本的な原因は「神経が圧迫されているから痛みが起こる」という事です。

しかし、現代医学で「痛みのメカニズム」(痛みが起こる仕組み)は生理学です。その生理学で神経の働きについてどう書いてあるか紹介します。これは医師の卵たちが講義で実際に習う内容です。  

「痛みというのは通常、神経線維の先端についている痛みセンサーだけがキャッチします。痛みセンサーが電気信号を伝えてはじめて、痛みが感知されるのです。神経の途中で痛みが発生したり感知されることはありません。

石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋
神経の仕組み

上図(神経の仕組み)をみると分りますが、神経の先端には感覚受容器というセンサーが付いています。このセンサーが痛みの電気信号をキャッチすると、脳に伝わって痛みを感じます。

神経の途中にはこのセンサーがないので、圧迫されたりしても痛みを感じるという事はないというのが生理学(生命の仕組み)における医学の常識になります。通常のセンサーと同じです。センサーはその先端で情報をキャッチするとモニターに送られます。途中の線を強く踏んだとしても何も起こりません。

脊柱管狭窄症の神経が圧迫されて痛いは本当か?

腰痛で整形外科に行くとヘルニアと同じくらい多い症状に『脊柱管狭窄症』というのがあります。ヘルニアと同様、神経が圧迫されて腰痛が起こっているという診断です。

脊柱管狭窄症

これも、レントゲン写真を見せられながら説明されれば、「なるほど!」と納得してしまいます。しかし、これもヘルニアと同じく、生理学(生命の仕組み)から見ると、矛盾している診断だということが分ります。

変形性膝関節症の骨がすり減って痛いは本当か?

膝痛で整形外科に行くと、レントゲンやMRI検査の結果、大抵「変形性膝関節症」と診断されます。この診断もヘルニアや脊柱管狭窄症と全く同じ矛盾があります。

膝痛の原因とされる「膝痛軟骨理論」

膝痛の軟骨理論は「軟骨がすり減り、骨がぶつかって痛みが起こる」という物です。

この説明でまず矛盾するのは、『骨が痛い』という理論です。痛みは神経の問題です。ところが骨には神経がありません。虫歯の治療を思い出してみて下さい。歯を削っても痛くはありません。神経にぶつかると痛いのです。ですから神経を麻酔でブロックしてから、歯を削ります。

レントゲンに写る膝と実際の膝の違い

そういうと、『骨がすり減って神経が圧迫されて痛い』と言われるかも知れません。先に神経が圧迫されても痛みは起こらないという解説をしましたが、上図の写真を見ても、そもそも都合よく骨と骨の間を通っている神経がありません。全くおかしな説明だという事が分ります。

手術しても痛みは解決しない理由

私の所に相談に来た方の中には、手術しても痛みが解決しないケースもたくさんありました。ヘルニアと診断されて、4回も手術を繰り返した40代の男性もいました。本人はヘルニアが解決すれば痛みもなくなると信じていたのです。痛みがなくならないのはまだヘルニアが残っているせいだと思い、病院に懇願したのですが、最後、病院からは「これ以上手術できません」と言われたそうです。

やはりヘルニアとの診断で2回手術をしたと言う男性もいました。それでも会社に行くことができず、藁にも縋る思いで私の所に相談に来ました。さらに、手術後歩くのも難しい状態になってきた方もいました。

なぜこのような事が起こるのか?というと、これまで何回も説明してきましたが、痛みはヘルニアや狭窄症といった骨の問題ではなく、筋肉の問題で起こっているからです。

手術で骨の問題は治す事ができます。しかし、骨が良くなってなっても筋肉の損傷はそのままだからです。筋肉の損傷はレントゲンやMRIでも分らないし、手術や薬では解決できません。そもそも今の医学に「筋肉科」がないので、分かるドクターもほとんどいないというのが現実です。

病院に何年通っても痛みが解決しない理由

整形外科に行くとたくさんの人が行列を作って順番待ちしています。お話を聞くと2年も3年も通院している人がほとんどです。

私の治療院に何年も通う人は一人もいません。何カ月という方もいません。早い人は1回の施術で痛みが消えてしまいます。かなり重症だと5~6回かかるケースもありますが、日数にすれば2~3週間です。どこの病院や治療院にもいる常連患者さんがいません。ほとんどが来て良くなった方からの紹介による新規患者です。

私は患者さんに「何年も通って良くならないという事は、その方法では良くならない可能性が高いということです」「本当に良くなるのだったら、治療に行かなくて良くなるのが本来ではないでしょうか」とお話します。

どこの病院でも、治療院でも、痛みの原因は骨の問題だと考えている先生がほとんどです。これまで何回もお話してきていますが、痛みの原因は筋肉です。腰痛も膝痛も、首や肩の痛みもすべて筋肉が損傷して起こる問題です。

座骨神経痛は本当か?

ヘルニアや脊柱管狭窄症と並んで多いのが座骨神経痛です。坐骨とはイスに座った時、イスの板に当たるお尻の骨の事です。坐骨神経は腰からお尻を通って、太腿の裏、ふくらはぎを通って足先まで伸びています。 この神経が圧迫されて、腰~お尻~太腿~ふくらはぎに生じるというのが座骨神経痛です。 

座骨神経痛の症状
座骨神経痛

上図中央が痛みが起こる部分です。確かに坐骨神経が伸びている方向に痛みが起こっているように見えます。しかし、 実際に痛い部分を確認すると➀お尻の筋肉②太ももの裏の筋肉③ふくらはぎの筋肉が痛んでいることが分ります。 

これらの筋肉から痛みの信号が発生して、その信号を坐骨神経の先端についているセンサーがキャッチして脳に痛みを伝えているのが本当です。坐骨神経が圧迫されて痛い訳ではありません。ドクターは体のどこが痛いか実際に触ってみたりしないのでそのことが分らないのです。

変形性股関節症は本当か?

股関節が痛いという人もたくさんいます。整形外科に行くと、股関節の軟骨がすり減っているのが痛みの原因と説明されます。確かにレントゲンで分ることなのですり減っているのは間違いありませんが、それが痛みの原因とは言えません。

変形性股関節症の説明
変形性股関節症の解説

変形性膝関節症でもお話しましたが、痛みは神経の先端にあるセンサーが痛みの信号をキャッチして脳に伝わると痛みを感じます。しかし骨には神経がありません。骨と骨がぶつかって痛いという事は医学的にありません。

そのように言うと整形外科の先生は「骨がすり減った結果、神経が圧迫されて痛いのです」と説明するかも知れません。しかし、関節症の上図イラストで分りますが、軟骨がすり減った骨と骨の間を通る神経はありません。骨がすり減った結果圧迫されている神経がないのでこれはおかしな説明です。(神経が圧迫されて痛みが起こるという説明自体、神経の仕組みからしてあり得ない話ですが…)

私も股関節が痛くて歩けないという人を100人以上見てきましたが、この症状も結構簡単に改善します。患者さんがどこが痛いか丁寧に調べると、実際に痛みは骨盤に沿って見つかります。

これは骨盤についている「腰骨筋」の問題です。「腰骨筋」は足を上げる時に重要な筋肉です。ここが悪いと足がスムーズに上がらなくなり痛みが起こります。レントゲンでは全く分らない筋肉の痛みなので、「股関節がすり減って痛いのだろう」という診断になってしまいます。

どこが痛いか全く見ない現代医学

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