太ももが痛いの場合痛い部分の筋肉解説【自宅でできる解消法も解説】

太腿が痛む原因
[box class=”blue_box” title=”こんな太もも痛の方にお勧めの記事です!”]
  • 太ももの前側が痛い
  • 太ももの外側が痛い
  • 太ももの内側が痛い
  • 太ももの後ろが痛い
  • 太ももが痛くて歩けない
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このような太ももの痛みでお悩みの方にお伝えします。

本記事の内容
  1. 太ももが痛いの場合痛い部分の筋肉解説【自宅でできる解消法も解説】
  2. 太ももの前側が痛い場合の原因【自宅で実践できる解消法も解説】
  3. 太ももの外側が痛い場合の原因【自宅で実践できる解消法も解説】
  4. 太ももの内側が痛い場合の原因【自宅で実践できる解消法も解説】
  5. 太ももの後ろが痛い場合の原因【自宅で実践できる解消法も解説】
  6. 【整形外科医が明かした】太ももの痛みが神経痛ではない理由
  7. 【整形外科医が明かした】病院や治療院で太ももの痛みが良くならない理由

この記事を書いている私は、元文部省の国家公務員で国立大学の医学部に採用され、ドクターの研究助手に従事。現代医学が痛みの解決に大きな成果を上げていない現実を知り、痛みとは何か?どうしたら解決できるのか?を研究。

「瞬時に痛みが消える」不思議な東洋医学との出会いから「簡単!痛み解消法」を開発(特許庁申請) 20年間で原因不明や手術しても痛みが取れない人など15,000人以上解決。インターネットでも腰・膝・肩等の痛み回復方法を指導し10,000人以上の回復実績。

太ももが痛いの場合痛い部分の筋肉解説【自宅でできる解消法も解説】

太ももの痛みで悩んでいる人はたくさんいます。ほとんどの人は太ももが痛いと聞くと、太ももの痛い所はみんな同じだと考えているかも知れません。

しかし、一口に太ももが痛いと言っても、実際に太ももの痛い部分は一人一人違います。太ももの内側が痛いと言う人もいるし、太ももの外側が痛い、太ももの裏が痛い、太ももの付け根が痛い と様々です。

太ももの痛みの原因は何か?について痛い部分ごとに解説します。

▶太ももの外側が痛い場合の原因【+自宅で実践できる解消法】

下写真(右)は太ももの外側が痛い患者さんが、どこがどのように痛んでいるのか痛い所に1枚1枚パッチを貼って調べたものです。太腿の外側広筋という筋肉が痛んでいる状態分かります。ここには「外側広筋」という足を前に出す時に働く太い筋肉があって、スポーツをやっている方は痛めているケースが特に多くなります。しかし筋肉の痛んだ状態はレントゲン検査等では分りません。

太ももの外側が痛い場合自宅で実践できる解消法

太ももの痛い部分を手の甲で押圧して確認します。すると実際に痛んでいる部分がハッキリ分ります。そして痛い部分は筋肉が硬くなっています。その痛んでいる部分全体に写真のように「イオンシート」を貼ります。

右写真のように、実際に調べてみると太腿の外側部分だけでなく、太腿の中央部分や裏側まで広い範囲で痛んでいる場合も少なくありません。

ほとんどの場合、貼るとすぐに痛みが激減します。足も軽くなって歩行が楽になったのが分ります。

太ももの外側が痛い場合の解消法詳しい案内

▶太ももの前側が痛い場合の原因【+自宅で実践できる解消法】

写真(右)は立ち上がる時に太ももの前側が痛い患者さんが、どこがどのように痛んでいるのか痛い所に1枚1枚パッチを貼って調べたものです。太ももの真ん中にある大腿直筋という筋肉が痛んでいる状態分かります。

股関節の付け根あたりから痛んでいる場合もあるので、押圧して丁寧に調べて下さい。

太もも前側が痛い場合自宅で実践できる解消法

太もも真ん中の痛い部分を手の甲で軽く押圧します。すると実際に痛んでいる部分がハッキリ分ります。大抵筋肉が硬くなっています。その痛んでいる部分全体に写真のように「イオンシート」を貼ります。

左写真は太もも中央全体が痛んでいます。しかし右写真のように、実際に調べてみると太ももの中央だけでなく、太ももの外側や内側、さらに膝まで広い範囲で痛んでいる場合も少なくありません。足に負荷のかかる仕事をされている可能性があります。

ほとんどの場合、貼るとすぐに痛みが激減します。足もスーッと軽くなって、イスから立ったりするのもすごく楽にできるのが分ります。

太ももの前側が痛い場合の解消法詳しい案内

▶太ももの内側が痛い場合の原因【+自宅で実践できる解消法】

階段を登ったり下りたりする時に、太ももの内側が痛い人もたくさんいます。写真(右)は太ももの内側が痛い患者さんが、どこがどのように痛んでいるのか痛い所に1枚1枚パッチを貼って調べたものです。太ももの真ん中にある「内側広筋」という筋肉が痛んでいる状態が分かります。

太ももの内側が痛い場合自宅で実践できる解消法

太もも内側の痛い部分を手の甲で軽く押圧します。すると実際に痛んでいる部分がハッキリ分ります。そして大抵筋肉が硬くなっています。その痛んでいる部分全体に写真のように「イオンシート」を貼ります。

左写真は太ももの内側だけ痛んでいる状態です。しかし右写真のように、実際に調べると太ももの内側だけでなく、太ももの外側や中央まで広い範囲で痛んでいるケースも少なくありません。

ほとんどの場合、貼るとすぐに痛みが激減します。足もスーッと軽くなります。すぐに歩いて見て下さい。痛みもなく楽に歩けるのが分ります。

太ももの内側が痛い場合の解消法詳しい案内

▶太ももの裏(中心よりやや外側)が痛い場合の原因【+自宅で実践できる解消法】

太ももの裏が痛いと言う人が一番多いかも知れません。実際にどの辺が痛いか詳しくお話を聞くと2つのパターンがあります。一つは太ももの裏で真ん中よりも少し外側が痛い場合です。病院では「座骨神経痛」と言われたりしますが、神経痛ではなく筋肉の痛みです。

写真(右)は太ももの裏側が痛い患者さんを、どこが痛んでいるのか痛い所に1枚1枚パッチを貼って調べたものです。太ももの真ん中よりもやや外側にある大腿二頭筋という筋肉が痛んでいる状態だと分かります。

歩くと太ももの裏側(真ん中より外側部)に痛みが起こったり、苦しくなって歩けない場合があります。多くの場合膝の裏側からふくらはぎの裏まで続いています。

太ももの裏(中心よりやや外側)が痛い場合自宅でできる解消法

うつぶせになった状態で太もも裏側の痛い部分を手の甲で軽く押圧します。すると実際に痛んでいる部分がハッキリ分ります。そして筋肉が硬くなっているのが分ります。その痛んでいる部分全体に写真のように「イオンシート」を貼ります。

上の写真は太ももの裏側が痛んでいる状態ですが、下写真のように、実際に調べると太ももの裏側だけでなく、太ももの外側まで広範囲で痛んでいるケースが少なくありません。これは太もも外側にある「外側広筋」という筋肉も一緒に痛んでいる状態です。

ほとんどの場合、貼るとすぐに痛みが激減します。足もスーッと軽くなり、痛みもなく楽に歩けるようになったのが分ります。

太ももの裏側が痛い場合の解消法詳しい案内

▶太ももの裏(真ん中中央)が痛い場合の原因【+自宅で実践できる解消法】

太ももの裏が痛いもう一つのパターンは太ももの裏側の真ん中中央が痛い場合です。この場合もしかしたらお尻の下の方まで痛みを感じる人もいるかも知れません。仰向けに寝ると足が浮いた状態でまっすぐに伸びない場合が多いです。

写真(右)は歩くと太ももの真裏あたりが痛い患者さんを、どこがどのように痛んでいるのか痛い所に1枚1枚パッチを貼って調べたものです。この場合は下写真のように太ももの裏にある半腱様筋という筋肉が痛んでいます。

太ももの裏(真ん中中央)が痛い場合自宅でできる解消法

うつぶせになって太もも裏側の痛い部分を手の甲で少し強く押圧します。すると痛んでいる部分がハッキリ分ります。筋肉が硬くなっているのが分ります。その痛んでいる部分全体に写真のように「イオンシート」を貼ります。

上右の写真のように、実際に調べてみると太腿の裏側だけでなく、太腿の外側やふくらはぎまで痛んでいるケースも少なくありません。太腿全体を確認して下さい。

ほとんどの場合、貼るとすぐに痛みが激減します。そして足がスーッと軽くなって、寝ると足が伸びているのが分ります。痛みもなく楽に歩けるようになるはずです。

太ももの裏側が痛い場合の解消法詳しい案内

【整形外科医が明かした】太ももの痛みが神経痛ではない理由

ほとんどの人は太ももの痛みは神経痛だと思っているかもしれません。病院の整形外科でも「座骨神経痛が原因です」と説明されるケースが多いと思います。

現代医学の生理学「痛みのメカニズム」を少し勉強すると分かりますが、それは大きな誤解です。

整形外科の痛みが起こる説明は   「神経が圧迫されて痛みが起こる」という事です。実はこれにはおおきな矛盾があります。現代医学で「痛みのメカニズム」(痛みが起こる仕組み)は生理学で学ぶ内容になっています。

その生理学で神経の働きについてどう書いてあるか紹介します。これは医師の卵たちも実際に医学部の講義で習う内容です。

 「痛みというのは通常、神経線維の先端についている痛みセンサーだけがキャッチします。痛みセンサーが電気信号を伝えてはじめて、痛みが感知される のです。 神経の途中で痛みが発生したり感知されることはありません 

石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から抜粋

上図(神経の仕組み)をみると分りますが、     神経の先端には感覚受容器というセンサーが付いています。このセンサーが痛みの電気信号をキャッチすると、脳に伝わって痛みを感じます。    神経の途中にはこのセンサーがないので、圧迫されたりしても痛みを感じたりしないというのが生理学(生命の仕組み)における医学の常識になっています。  

通常のセンサーと同じ仕組みです。センサーはその先端で情報をキャッチして情報が電気信号としてモニターに送られます。     途中の線を足で強く踏んだとしても、センサーが働くことはありません。何も起こりません。     

実は神経もセンサーと同じような仕組みになっています。ですから 神経の途中が骨で圧迫され痛みが起こるという整形外科の説明は、医学部で教える生命の仕組みと全く矛盾していることになります。     

【整形外科医が明かした】病院や治療院で太ももの痛みが良くならない理由

 

ドクターはまだ医者の卵の時『痛みは筋肉に起こる』と学んでいるはずなのに、なぜ『骨がすり減って痛い』とか『神経が圧迫されて痛い』というのか理解できませんでした。

実際に痛い所を確認すれば、骨なのか筋肉なのかすぐに分かるので、「医師がこんなこと分からないはずがない」と長年疑問を感じていました。

10年くらい前、加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』という本を読んでその疑問がやっと解決しました。加茂先生の本にはこのように書いてあります。  

 「痛みのメカニズムを知らない医師 

   腰痛など筋骨格系の痛みのほとんどは、 筋肉のけいれんからくる「筋痛症」が原因です。 簡単に言うと、 筋肉の痛みです。 ところが、 医師の卵は、その肝心な 筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わない のです。なぜか 現代医学から「筋肉」がすっぽり抜け落ちてしまっています。    
 
いまの医学教育では、「痛みのメカニズム」については、    基礎医学の生理学で 臨床の勉強を始める前にちょっと習うだけで、医師になる頃にはすっかり忘れている のが現状だと思います。    

つまり  痛みのメカニズムを忘れてしまった医師が、習ったことがない筋肉の病態を診ている のです。そして、  レントゲンやMRIや関節鏡で見える「骨格異常」が痛みの原因だと教えられ、疑うこともせず、そう思い込んでいる のではないでしょうか。

これではうまく診断できるはずもないし、治療できるはずもないのです。これが、慢性腰痛がちっとも治らず、多くの腰痛難民が生み出される背景です。   

石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋

ドクターの卵たちは、「痛みのメカニズム」ついてほとんど習っていないに等しいのです。それで医療の現場に出てから先輩に「神経が圧迫されるのが痛みの原因だ」「骨がすり減っているのが原因だ」と教えられ、全く疑うこともなく診断している というのが現実のようです。

その背景には、  筋肉はレントゲンやMRIをで検査しても写らない、 そして 現代医学には「筋肉科」がない 為に、 筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない、 さらに 整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て、体を見ない  という現実があるように思います。

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