腰痛で背中や背骨まで痛い場合の原因【自宅でできる解消法も解説】

[box class=”blue_box” title=”こんな腰痛の方にお勧めの記事です!”]
  • 腰や背中が痛い
  • 腰や背骨まで痛い
  • 腰の右側と背中が痛い
  • 腰の左側と背中が痛い
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こういった腰痛でお悩みの方にお伝えします。

本記事の内容
  1. 腰痛で背中や背骨の方まで痛い場合の原因【自宅でできる解消法も解説】
  2. 【整形外科医が明かした】ヘルニアや脊柱管狭窄症が腰痛の原因と言えない理由

この記事を書いている私は、元文部省の国家公務員で国立大学の医学部に採用され、ドクターの研究助手の仕事をしていました。現代医学が痛みの解決に大きな成果を上げていない現実を知り、痛みとは何か?どうしたら解決できるのか?を長年研究。

「瞬時に痛みが消える」不思議な東洋医学との出会いから「簡単!痛み解消法」を開発(特許庁申請) 20年間で原因不明や手術しても痛みが取れない人など15,000人以上解決。インターネットでも腰・膝・肩等の痛み回復方法を指導し10,000人以上の回復実績。

腰痛で背中や背骨の方まで痛い場合の原因【自宅でできる解消法も解説】

腰から背中まで(背骨の脇)まで痛い人はいっぱいいます。この症状の場合、ほとんどの人猫背になっています。背中の右側が痛い、背中の左側が痛いなど、片側だけ痛い場合もあります。

▶腰痛で背中が痛い場合の原因

どこがどのように痛んでいるのか調べた写真腰と背中が痛い状態を調べた写真

写真は中央は腰と背中が痛い患者さんが実際どこがどのように痛んでいるのか、痛い所に1枚1枚パッチを貼って調べた写真です。レントゲンでは分りませんが、右の体の筋肉図と比較すると、腰痛は腰の腰方形筋、背中は背骨の脇にある脊柱起立筋が痛んでいる状態だと分かります。

背中には脊柱起立筋と言われる、背骨をまっすぐな状態に保つ3つの筋肉があります。棘筋、最長筋、腸肋筋です。特に痛むのが「最長筋」です。ここに問題があると、背骨を真っすぐな状態に維持できなくなり腰が曲がった状態になります。

腰より少し上、肩甲骨の下方で背骨の脇あたりい痛みが起こる腰痛は、最長筋や腸肋筋といった筋肉が腰の上部分で痛んでいる状態です。

腰痛で背中が痛い場合の自宅で実践できる解消法

うつぶせになって上から押圧すると、「ウっ!」と声を上げるほど痛いので痛んでいる部分がすぐに分ります。脊柱起立筋が痛んでいると、腰のすぐ上、横の「腰方形筋」という筋肉も痛んでいる場合が多くなります。

痛みを確認しながら写真右のような感じでイオンシートを貼ります。通常、貼り終わった直後に痛みがウソみたいに楽になります。猫背の場合も背筋もピーンとまっすぐになります。


▶腰痛で背骨も痛い場合の原因

背骨の筋肉

背中で一番痛み易いのは背骨の脇の筋肉ですが、「背骨が痛い」と感じる場合もあります。確かに背骨が痛いように感じるかもしれませんが、骨には神経がないので骨が痛いことはありません。

背骨にくっついている『棘筋』や『多裂筋」が痛んでいる可能性が高くなります。この場合も背骨を押圧して確認すると分ります。実際に痛いの骨ではくという骨にくっついている筋肉です。

腰痛で背骨が痛い場合の自宅で実践できる解消法

イオンシートを半分の大きさに切って、痛んでいる部分全体に、背骨に沿って貼ります。貼った直後に背中がまっすぐになった感じが分ります。先に紹介した背骨の脇にある最長筋も痛んでいる場合があるので、必ず一緒に確認して下さい。

背骨が痛いの代替医療

「整形外科医が明かした」ヘルニアや狭窄症が腰痛の原因とは言えない理由

腰痛で整形外科に行くと最も多い診断がヘルニアと脊柱管狭窄症です。レントゲン写真を見ながら説明されれば誰でも「そうか!ヘルニアが腰痛の原因なのか…!」と大抵納得しますが、少し現代医学を勉強すると、このヘルニアや狭窄症が腰痛の原因とする説明には矛盾のあることが分ります。

実際そのような診断で「手術をしたのに痛みが取れない…」「私の腰痛はどうして良くならないの…?」と悩んでいる方がたくさんいます。

ヘルニアや脊柱管狭窄症が腰痛の原因とは言えない理由についてもお話したいと思います。

▶ヘルニアとは?

ヘルニアというのは、上図イラストのように椎間板の髄核が飛び出して神経を圧迫するので痛みが起こるという説明です。レントゲンで分る事なのでヘルニアは間違いありません。しかし ヘルニアが腰痛の原因! とは言えません。

▶脊柱管狭窄症とは?

『脊柱管狭窄症』というのは、ヘルニアと同様、神経が圧迫されて腰痛が起こっているという診断です。ヘルニアは椎間板が神経を圧迫している状態ですが、『脊柱管狭窄症』は背骨や椎間板、関節、靭帯などで囲まれた脊髄の神経が通る細い管が、老化による背骨の変形や、椎間板の膨張、靭帯が厚くなって神経の通る脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されて痛みが起こるという説明です。

▶【整形外科医が明かした】神経は圧迫されても痛くない!

神経のメカニズム

現代医学で「痛みのメカニズム(痛みが起こる仕組み)」については生理学で学ぶ内容です。 その生理学で神経の働きについてどう書いてあるか紹介します。これは医師の卵たちが実際に講義で習う内容です。

「痛みというのは通常、 神経線維の先端についている痛みセンサーだけがキャッチします。痛みセンサーが電気信号を伝えてはじめて、痛みが感知される のです。 神経の途中で痛みが発生したり感知されることはありません。 」 

石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋
 

上図(神経の仕組み)をみると分りますが、 神経の先端には感覚受容器というセンサーが付いています。このセンサーが痛みの電気信号をキャッチすると、脳に伝わって痛みを感じます。   

神経の途中にはこのセンサーがないので、圧迫されたりしても痛みを感じるという事はないというのが生理学(生命の仕組み)における医学の常識 になります。

▶【整形外科医が明かした】腰痛が病院や治療院で良くならない理由

私は、ドクターはちゃんと生理学の「痛みのメカニズム」で、『痛みは筋肉に起こる』と学んでいるのになぜ骨とか神経の問題にしてしまうのか理解できませんでした。

私は患者さんの体に触れながら実際に痛い所を探すのが施術の基本なので「あ~、ここの筋肉が痛んでいるんだな」と分ります。ですから10年以上前から痛みは筋肉で起きていることが分っていました。

実際に痛い所を確認すればすぐに分かる事なので、「医師がこんなこと分からないはずがない」「もしかしたら、私が間違っているのだろうか?」と長年思っていました。

その疑問が加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』という本を読んでやっと解決できました。やっぱり医師は分っていなかったのです。加茂先生の本にはこのように書いてあります。

「痛みのメカニズムを知らない医師」

腰痛など筋骨格系の痛みのほとんどは、 筋肉のけいれんからくる「筋痛症」が原因です。 簡単に言うと、 筋肉の痛みです。 ところが、 医師の卵は、その肝心な 筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わない のです。なぜか 現代医学から「筋肉」がすっぽり抜け落ちてしまっています。 

いまの医学教育では、「痛みのメカニズム」については、基礎医学の生理学で 臨床の勉強を始める前にちょっと習うだけで、医師になる頃にはすっかり忘れている のが現状だと思います。

つまり、 痛みのメカニズムを忘れてしまった医師が、習ったことがない筋肉の病態を診ている のです。そして、  レントゲンやMRIや関節鏡で見える「骨格異常」が痛みの原因だと教えられ、疑うこともせず、そう思い込んでいる のではないでしょうか。 

これではうまく診断できるはずもないし、治療できるはずもありません。

石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋

ドクターの卵たちは、「痛みのメカニズム」ついてほとんど習っていないに等しいのです。それで医療の現場に出てから先輩に「神経が圧迫されるのが痛みの原因だ」と教えられ、全く疑うこともなく診断している というのが現実のようです。

その背景には、 筋肉はレントゲンやMRIをで検査しても写らない、 そして 現代医学には「筋肉科」がない 為に、 筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない、 さらに 整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て体を見ない という現実があるように思います。

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