痛みが病院で良くならない理由とは?

この記事では病院で良くならない症状について、どうして良くならないのかを生理学的視点から解説します。

  • 座骨神経痛が良くならないのは何故か?
  • 腕のしびれが良くならないのはどうしてか?
  • 手術をしても痛みが解決しないケースが多いのは何故か

他の症状が良くならない場合にも大体共通する内容なので参考にしてください。

この記事を書いた人

  • 元文部技官(国立大学の医学部でドクターの研究助手)
  • 中国4,000年の秘術奇形療法研究家
  • 細胞還元療法研究家
  • 痛みの電気現象を停止する方法の実用新案取得
  • マイナスイオン応用学会(東京大学内)会員
  • 痛み回復サポートセンター代表
  • Amazonから本を4冊出版ベストセラー
  • Amazonランキング8部門で1位獲得
  • インターネット痛み回復指導18年(回復者10,000人突破)
  • TV「○ートたけしの家庭の医学」に資料提供

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①座骨神経痛が病院で良くならない理由

ながおか
 

ヘルニアや脊柱管狭窄症と並んで多いのが座骨神経痛です。

坐骨とはイスに座った時、イスの板に当たるお尻の骨の事です。

坐骨神経は腰からお尻を通って、太腿の裏、ふくらはぎを通って足先まで伸びています。

この神経が圧迫されて、腰~お尻~太腿~ふくらはぎに生じるというのが座骨神経痛の考え方です。

座骨神経と神経痛が起こる部分

上図右が痛みが起こりやすい部分です。

確かに坐骨神経が伸びている方向に痛みが起こっているように見えます。

ほとんどのドクターも治療家も坐骨神経の痛みであると考えるのも当然と言えます。

しかし、 実際に痛い部分を押圧して確認すると、下写真のように痛んでいるのが分ります。

ながおか
 

実際に押圧しながら体に触れると分かるのですが(恐らく実際にどこが痛んでいるのか調べたことのあるドクターも治療家もほとんどいないと思います)痛い部分は筋肉が硬くなっているのが分ります。

坐骨神経痛の正体
実際に体の痛い部分を触って調べると筋肉が痛んでいることが分かる

お尻の筋肉 太ももの裏の筋肉 ふくらはぎの筋肉 が痛んでいることが分ります。

筋肉が硬くなって正常に伸びたり縮んだりできない状態になっています。

それが無理に伸ばされた時痛みが起こります。

これらの筋肉から痛みの信号が発生して、その信号を坐骨神経についているセンサーがキャッチして脳に痛みを伝えているのが坐骨神経の痛みの正体です。

けして坐骨神経が圧迫されて痛い訳ではありません。

ドクターも多くの治療家も体のどこが痛いか実際に触ったりしないのでそのことが分からないのだと思います。

神経が痛いというのは誤解です。

坐骨神経痛の説明の根本は  「神経が圧迫されて痛みが起こる」  ということです。

今の医学で神経そのものを薬や手術で治す事はできません。

痛み止めを処方するしか方法がないのが現実です。

しかし最近「薬は飲みたくない!」という人が増えていますが痛み止めにも色々な問題があります。

現代医学で「痛みのメカニズム」(痛みが起こる仕組み)については生理学で学ぶ内容です。  

その生理学で神経の働きについてどう書いてあるか紹介します。

これは医師の卵たちが実際に講義で習う内容です。

痛みというのは通常 神経線維の先端についている痛みセンサーがキャッチします。

痛みセンサーが電気信号を伝えてはじめて痛みが感知される のです。 

神経の途中で痛みが発生したり感知されることはありません 

加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から抜粋

 

神経のメカニズム
神経が痛みを伝える仕組み

上図(神経の仕組み)をみると分りますが、  神経の先端には感覚受容器というセンサーが付いています。

このセンサーが痛みの電気信号をキャッチすると、脳に伝わって痛みを感じます。

神経の途中にはこのセンサーがないので、圧迫されたりしても痛みを感じるという事はないというのが生理学(生命の仕組み)における医学の常識 です。

ながおか
 

通常のセンサーと同じ仕組みです。

センサーはその先端で情報をキャッチすると情報がモニターに送られ、画像として見たりできます。  

途中の線を足で強く踏んだとしても、センサーが働くことはありません。何も起こりません。

神経もセンサーと同じような仕組みになっています。

ですから  神経の途中が圧迫され痛みが起こるという説明は、医学部で教えている生理学の生命の仕組みと全く矛盾する説明ということになります。

ドクターはどうして神経が痛いというのか?

私はドクターはちゃんと生理学の「痛みのメカニズム」で『痛みは筋肉に起こる』と学んでいるのになぜ骨とか神経の問題にしてしまうのか理解できませんでした。

私は患者さんの体に触れながら実際に痛い所を探すのが施術の基本なので「あ~、ここの筋肉が痛んでいるんだな」と分ります。

ですから10年以上前から痛みは筋肉が原因で起きていることが分っていました。

実際に痛い所を確認すればすぐに分かる事なので「医師がこんなこと分からないはずがない」「もしかしたら、私が間違っているのだろうか?」と長年思っていました。

その疑問が加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』という本を読んでやっと解決できました。

こちらの記事で詳しく解説しました。

 

ドクターの卵たちは、「痛みのメカニズム」ついてほとんど習っていないに等しいのです。

それで医療の現場に出てから先輩に「神経が圧迫されるのが痛みの原因だ」と教えられ、全く疑うこともなく診断している  というのが現実のようです。

その背景には、

①筋肉はレントゲンやMRIをで検査しても写らない

②現代医学は「筋肉科」がない為に筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない

③整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て体を見ない

という現実があるように思います。

座骨神経痛は神経の痛みではなく、腰、お尻、太もも、ふくらはぎにあるそれぞれの筋肉が痛んでいる状態です。

坐骨神経痛の解決方法については別途記事で詳しく解説します。

②手術しても痛みが解決しない理由

[手術をすれば良くなります!」 という言葉を信じて手術をしたけれど、痛みは楽にならないで逆に悪くなったと言う人もたくさんいらっしゃると思います。

私の所には、実際に手術しても痛みが解決しなくて来られる方もたくさん来院します。

ヘルニアの手術を4回も繰り返した40代男性

土木工事の監督をしている40代男性の話です。

腰痛で思うように仕事ができなくなり、市立病院で検査をするとヘルニアと言われました。

病院の勧めですぐに手術を決断しましたが、手術しても痛みは全然良くなりません。

ながおか
 

本人は手術でヘルニアが良くなれば痛みもなくなると信じていました。 

痛みがなくならないのは手術がうまく行っていないせいだと思い再度手術をお願いしました。

しかし2回目の手術でも痛みは楽になりません。

3回目の手術をお願いしました。

それでも良くなりません。

病院に懇願して4回目の手術後をお願いし、病院からは「これ以上手術はできません」と言われたそうです。

生々しい手術の傷跡

そして4回目の手術後…

男性はベッドから起き上がることすらできなくなってしまいました。 

他に方法はないかとインターネットで検索しているうちに私のことを知り、すがる思いで予約の電話をくれたのでした。

男性は翌日、介護タクシーでストレッチャーに乗って来院しました。

痛くて動くこともできない状態だったので、仕方なくストレッチャーに乗ったまま施術することにしました。 

痛い所を確認すると広範囲に痛んでいて、単なるヘルニアの問題でないことが分りました。

(痛みは下写真のような状態でした)

施術すると何とか動ける状態になりました。

「とにかく早く仕事ができるようにして欲しい」という本人の希望で、その後1日置きに施術を繰り返しました。

施術する度に痛みがどんどん小さくなり、2週間後(7回)には普通に仕事ができるまで回復したのです。

担当医師が言った「手術して良くなる確率は30%」

こんなこともありました。

地元で整形外科の評判が最も高い病院に行ってきた方が来院しました。 

「ヘルニアと診断されましたが、1年先まで手術の予定が入っていてすぐに入院できないと言われました」「この痛みを1年先まで我慢できません」 とのこと。

ながおか
 

その患者さんが、手術担当のドクターと色々話してきたというので「どんな話をしてきたんですか?」と聞いてみました。すると…

 「〇〇さん、手術して治る確率は30%です。今と変わらない確率は40%です。今よりもっと悪くなる確率は30%です」

「手術しても70%は今と変わらないか悪くなるなるので、私は手術を勧めません」

と説明されたそうです。

私はそのドクターは正直で素晴らしい人だと思いました。

私は昔国立大学の医学部で医者の研究助手の仕事をしていたので、手術をしても半分以上は良くならない現実を見て知っていました。

でも「手術をしても良くなりません」と正直に言うドクターはまれです。

病院も商売ですから、そんなことを言ったら手術を希望する人が減ってしまいます。

大きな病院になればなるほど、手術しなければ売り上げを達成することはできません。

手術担当の医師には高額の給料が出ると同時に、年間の予算もあるからです。

どうして手術をしても痛みが解決しないのか?

痛みはヘルニアや狭窄症といった骨や神経の問題で起こるのではなく、筋肉の問題で起こっているからです。

そういうことを言うと、ほとんどの人は「ウソだろ!」と言うかもしれません。

「痛みは骨がすり減っているのが原因です」「痛みは神経が圧迫されて起こります」という説明を私達は信じているからです。 

こちらの記事で詳しく解説しました。

手術して治らない人の事例

実際に手術しても痛みが解決しない患者さんの痛いところを調べると、痛みの原因は骨や神経の問題でなく筋肉だと分かります。

次の写真を見て下さい。

手術しても痛みが治らない事例1

手術しても痛みが治らない事例2

手術で骨や神経が圧迫されている問題は解決できます。

しかし、そういう問題が良くなってなっても筋肉が痛んでいる状態はそのまま変わりません。

ですから「手術しても痛みが良くなりません」という結果になります。

ながおか
 

筋肉の損傷はレントゲンやMRIでも分らないし、手術や薬では解決できません。

そもそも今の医学に「筋肉科」がないので、分かるドクターもほとんどいないというのが現実です。

そのような現代医学の現実が、手術しても良くならないという患者さんがたくさんいる状況になっています。

③病院でしびれが良くならない理由

これまで、肩から腕の痛みやしびれに悩む人も1,000人以上見てきました。

病院に行くと大抵「頸椎ヘルニア」が原因と説明されます。

私は最初この方法で、神経の圧迫によって起こる痛みやしびれは解決できないと考えていました。

ところが「試してみましょう!」ということで施術すると、ほとんどの人は施術直後に「痛みが消えました!」「しびれが楽になりました!」と言います。

頸椎ヘルニア(神経根症状)とは?

頚椎椎間板ヘルニアなどの神経根症状は、上図のようにヘルニアが後外側に突出し頚椎神経の神経根を圧迫した結果、首、肩、肩甲骨、腕などに痛みやシビレが起きるというものです。

突出したヘルニアの状態を写したレントゲン写真を見せられ「ヘルニアが神経を圧迫しているからシビレるんです」とドクターに説明されれば、「これが痛みやシビレの原因か…間違いない」と大抵の人は思います。

右の神経の状態(黄色い線)を見ても、首から肩、腕にかけて神経が伸びています。

医師の説明を100%信じるしかなくなります。

しかし…

肩から腕に起こる痛み・しびれの本当の原因

ある日、飲食店を営んでいる60代のご婦人が紹介されて来院しました。

左の肩から腕がしびれて夜も眠れないとのこと。

病院で検査をした結果、頸椎ヘルニアが原因だから手術しないと治らないと言われ本当に悩んでいました。

隣県にある大きな病院で手術しないと治らないと言われました。

実際にどこが痛いか丁寧に調べながら痛いところにイオンシートを貼った写真です。

肩から腕全体に痛みとしびれがあることが分かります。

肩、首、腕の痛みの原因

押圧して確認するとほぼ腕全体が痛い状態でした。

そして実際に体に触れると、筋肉がコリコリと硬くなっているのが分りました。

これは紛れもなく肩から腕の筋肉が痛んでいる状態です。

神経が圧迫されて起こる痛みではなく、肩から腕にかけての筋肉の痛みです。 

このご婦人は日々の仕事で左手をよく使うそうです。

その結果、首、肩、腕などの筋肉が痛んだのです。

そんな状態がたった2回でしびれがすっかり消えてしまったのです。

しかし筋肉は

  • レントゲンやMRIで検査しても写らない、  
  • 現代医学には「筋肉科」がない 、
  • 筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない、
  • さらに 整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て、体を見ない

という現実があり、レントゲンに写った状態を見て「これが痛みの原因だ!」になってしまいます。

神経は圧迫されても痛くない

もう一度、神経の仕組みについての記事になります。

痛みというのは通常 神経線維の先端についている痛みセンサーがキャッチします。

痛みセンサーが電気信号を伝えてはじめて、痛みが感知される のです。 

神経の途中で痛みが発生したり感知されることはありません 

加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から抜粋

 

神経のメカニズム
神経が痛みを伝える仕組み

重要なのは、神経が痛いのではなく神経は痛みを伝える器官だと言うことです。

ながおか
 

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