- 肩が痛い
- 肩が痛くて寝れない
- 肩が痛くて上がらない
- 肩が凝る
- 肩から首が痛い
こう言った肩の痛みでお悩みの方にお伝えします。
- 肩が痛い凝る場合の原因【+自宅でできる解消法も解説】
- 【整形外科医が明かした】肩の痛みが神経的な原因ではない理由
- 【整形外科医明かした】病院や治療院で肩の痛みが良くならない理由
この記事を書いている私は、元文部省の国家公務員で国立大学の医学部に採用され、ドクターの研究助手に従事。現代医学が痛みの解決に大きな成果を上げていない現実を知り、痛みとは何か?どうしたら解決できるのか?を研究。
「瞬時に痛みが消える」不思議な東洋医学との出会いから「簡単!痛み解消法」を開発(特許庁申請) 20年間で原因不明や手術しても痛みが取れない人など15,000人以上解決。インターネットでも腰・膝・肩等の痛み回復方法を指導し10,000人以上の回復実績。
目次
肩が凝ったり痛い場合の原因解説【+自宅でできる解消法も解説】
「肩が凝る」「肩が痛い」という症状は本当に多いです。私も昔行ったことありますが、マッサージ等に行っている人も多いと思います。長年治療の仕事をやってきて分かった事があります。
マッサージに行けば行くほど肩のコリが酷くなって、最初1ヶ月に1度くらい行っていたのが、辛くて1週間に1回行くようになり、さらに2~3日に1回行くような状態になっている人も多いと言うことです。
もまれると気持ちがいいのは分かります。しかし病院とか治療院は、症状が回復して行かなくてもいいようになるのが本来あるべき姿です。
「行けば行くほど辛くなる」「何年通っても症状が変わらない」というのは、結果としてその方法では良くならないということだと私は考えています。そういう現実が世の中にはあふれています。
肩が凝ったり痛い場合の原因

写真左は首から肩のレントゲン写真です。骨の状態が分ります。真ん中の写真は首の実際に首や肩の痛い所を確認しながらパッチを貼った写真です。
肩から首にかけて痛んでいるのが分かります。この状態を一番右の筋肉図と比較すると首の斜角筋、そして肩の肩甲挙筋が痛んでいると分かります。
あなたの首や肩の痛みの原因は筋肉です。しかし筋肉の痛んでいる状態はレントゲンにも写らないので、病院で検査しても分りません。
そして現代医学には筋肉科がありません。ですから痛んだ筋肉の治し方を研究しているドクターもほとんどいないのが現実です。さらに長年研究して分かった事は筋肉は強くもめばもむほど硬くなる特質があることです。
▶肩が凝ったり痛い場合に自宅でできる解消法

上右の写真は肩の凝りと痛みを横圧して確認しながら、パッチを貼って確認した写真です。
これは、肩甲骨から首の骨につながっている「肩甲挙筋」(下図参照)という筋肉が痛み、そして硬くなっている状態です。

▶肩凝ったり痛い場合に自宅でできる解消法

凝っている部分全体に「イオンシート」を1枚ペタッと貼ると、すぐにコリが消えてスーッと肩が軽くなるのが分ります。
一番痛むのは「肩甲挙筋」という筋肉です。しかし、これまでたくさんの方の肩コリを見てきて「肩甲挙筋」以外にも痛みやすい部分があるので解説します。肩こり解消の参考にして下さい。
肩と首が凝って痛い場合の原因

肩が凝っている場合、首につながている筋肉も一緒に痛んでいる場合が多くなります。
写真は首が痛い、首が凝って回らないという患者さんが、どこがどのように痛んでいるのか確認しながらパッチを貼った写真です。首の斜角筋や乳突筋が痛んでいると分かります。
斜角筋は肋骨上部の骨から頸椎(首の骨)につながる筋肉で、首をかしげる時に作用する筋肉ですが、ここも良く痛みます。この場合、鎖骨の上部を押圧すると、強い痛みが見つかります。
さらに「胸鎖乳突筋」という耳の後ろから鎖骨につながっている首の筋肉もよく痛みます。車をバックする時に首が回らなくて後ろが見れないという場合は、この首の筋肉が痛んでいるからです。
▶肩と首が凝って痛い場合自宅でできる解消法

押圧して首の痛い所を確認し、下写真のようにシートを貼ります。貼った直後に不思議なくらい首の動きが楽になります。これは硬くなった筋肉の状態が柔らかく変わるからです。
肩の付け根が痛いの原因

肩の付けねまで痛い場合もあります。本人もどこが悪いのかよく分からなくて、自覚症状もないのですが、肩の棘上筋という部分が痛んでいる場合があります。
肩に肩甲棘という骨があります。鎖骨につながっている骨です。この骨の内側に「棘上筋」という筋肉があり、両腕を広げる時に働く筋肉があります。この筋肉も一緒に痛んでいる場合がよくあります。
押圧すると肩の付け根頂上に痛みが見つかるのは「棘上筋」がこの部分まで伸びているからです。
▶肩の付け根が痛い場合自宅でできる解消法

肩の痛いところを確認しながら「イオンシート」を貼ると、すぐに肩がスーと軽くて楽になります。
肩こりだけでしたら比較的簡単にできますが、 首や肩甲骨の付け根などの広範囲に痛んでいる場合も少なくありません。押圧すると痛んでいるのが分かるので、確認しながら貼るのが基本です。
【整形外科医が明かした】肩や首の痛みが神経痛ではない理由
ほとんどの人が肩や首の痛みは神経痛だと思っているかもしれません。病院の整形外科でも「頸椎で神経が圧迫されているのが原因です」と説明されるケースが多いと思います。
現代医学の生理学「痛みのメカニズム」を少し勉強すると分かりますが、それは大きな誤解です。
整形外科の痛みが起こる説明は 「神経が圧迫されて痛みが起こる」という事です。実はこれにはおおきな矛盾があります。現代医学で「痛みのメカニズム」(痛みが起こる仕組み)は生理学で学ぶ内容になっています。
その生理学で神経の働きについてどう書いてあるか紹介します。これは医師の卵たちも実際に医学部の講義で習う内容です。
「痛みというのは通常、神経線維の先端についている痛みセンサーだけがキャッチします。痛みセンサーが電気信号を伝えてはじめて、痛みが感知される のです。 神経の途中で痛みが発生したり感知されることはありません」
石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から抜粋
上図(神経の仕組み)をみると分りますが、 神経の先端には感覚受容器というセンサーが付いています。このセンサーが痛みの電気信号をキャッチすると、脳に伝わって痛みを感じます。 神経の途中にはこのセンサーがないので、圧迫されたりしても痛みを感じたりしないというのが生理学(生命の仕組み)における医学の常識になっています。
通常のセンサーと同じ仕組みです。センサーはその先端で情報をキャッチして情報が電気信号としてモニターに送られます。 途中の線を足で強く踏んだとしても、センサーが働くことはありません。何も起こりません。
実は神経もセンサーと同じような仕組みになっています。ですから 神経の途中が骨で圧迫され痛みが起こるという整形外科の説明は、医学部で教える生命の仕組みと全く矛盾していることになります。
【整形外科医が明かした】病院や治療院で肩の痛みが良くならない理由
ドクターは医者の卵の時に『痛みは筋肉に起こる』と学んでいるはずなのに、なぜ『骨がすり減って痛い』とか『神経が圧迫されて痛い』というのか理解できませんでした。
実際に痛い所を確認すれば、骨なのか筋肉なのかすぐに分かるので、「医師がこんなこと分からないはずがない」と長年疑問を感じていました。
10年くらい前、加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』という本を読んでその疑問がやっと解決しました。加茂先生の本にはこのように書いてあります。
「痛みのメカニズムを知らない医師」
腰痛など筋骨格系の痛みのほとんどは、 筋肉のけいれんからくる「筋痛症」が原因です。 簡単に言うと、 筋肉の痛みです。 ところが、 医師の卵は、その肝心な 筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わない のです。なぜか 現代医学から「筋肉」がすっぽり抜け落ちてしまっています。
いまの医学教育では、「痛みのメカニズム」については、 基礎医学の生理学で 臨床の勉強を始める前にちょっと習うだけで、医師になる頃にはすっかり忘れている のが現状だと思います。
つまり 痛みのメカニズムを忘れてしまった医師が、習ったことがない筋肉の病態を診ている のです。そして、 レントゲンやMRIや関節鏡で見える「骨格異常」が痛みの原因だと教えられ、疑うこともせず、そう思い込んでいる のではないでしょうか。これではうまく診断できるはずもないし、治療できるはずもないのです。これが、慢性腰痛がちっとも治らず、多くの腰痛難民が生み出される背景です。
石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋
ドクターの卵たちは、「痛みのメカニズム」ついてほとんど習っていないに等しいのです。それで医療の現場に出てから先輩に「神経が圧迫されるのが痛みの原因だ」「骨がすり減っているのが原因だ」と教えられ、全く疑うこともなく診断している というのが現実のようです。
その背景には、 筋肉はレントゲンやMRIをで検査しても写らない、 そして 現代医学には「筋肉科」がない 為に、 筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない、 さらに 整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て、体を見ない という現実があるように思います。
整形外科は骨折など骨の問題を治すのが専門です。骨の専門科に筋肉の問題を相談しても、正しい診察や治療ができないので「病院に行っても治らない」という結果になる場合が多くなります。
また現代医学から筋肉だけすっぽり抜けているので、マッサージ師や治療家も筋肉の損傷と回復に関する勉強はしていないのが普通です。