- 手の平が痛い
- 手の甲が痛い
- 手の甲がむくむ
- 手の甲がこわばる
- 手の平や手の甲が痛い場合の原因解説【+自宅でできる解消法】
- 手の平が痛い場合の原因【+自宅でできる解消法】
- 手の甲が痛い場合の原因【+自宅でできる解消法】
- 【整形外科医明かした】病院や治療院で手の痛みが良くならない理由
目次
手の平や手の甲が痛い場合の原因解説【+自宅でできる解消法】
写真左は手のレントゲン写真です。骨の状態が分ります。真ん中は手や指の実際に痛い所を確認しながらパッチを貼った写真です。 手の平と親指の付け根が痛んでいるのが分かります。この状態を一番右の筋肉図と比較すると手の平にある筋肉が痛んでいる状態だと分かります。
手の平にも腱や筋肉があり、これらの損傷が痛みの原因になります。多くは仕事やスポーツで指を酷使しているのが直接的な原因です。
▶手の平が痛いの原因解説

写真は手全体がこわばって思うように握ったり開いたりできないという患者さんを、手のどこがどのように痛いのか丁寧に調べた状態です。(パッチを貼ったところが痛い部分)
手首、そして手の平にある指の付け根、さらには全指の第一関節や第二関節が痛んでいる状態だと分かります。 これは指を曲げる深指屈筋腱が痛んでいる状態です。この方は手や指を酷使するような仕事をしていると思われます。
▶手の平が痛い場合自宅でできる解消法
重症な状態の事例です。手の平から腕の方まで筋肉全体が痛んでいます。 非常に広範囲に痛んでいるのでイオンシートを使って痛んでいる全体に貼る方が簡単に回復治療できます。
▶手の甲が痛い場合の原因

写真は手全体がこわばった状態で思うように握ったり開いたりできないという患者さんの手の甲側を丁寧に確認したものです。
手首から手の甲全体が痛んでいます。手の甲側には指をまっすぐに伸ばす筋肉「背側骨間筋」が指と指の間にあります。 この筋肉が痛んでいると指が曲がった状態でまっすぐにできなくなります。
▶手の甲が痛い場合自宅でできる解消法
手の甲側もこれくらい痛んでいると、腕の筋肉も痛んでいるのが普通です。 非常に広範囲に痛んでいるのでイオンシートを使って痛んでいる全体に貼ると簡単にできます。
【整形外科医が明かした】病院や治療院で手の痛みが良くならない理由

実際に痛い所を確認すれば、骨なのか筋肉なのかすぐに分かるので、「医師がこんなこと分からないはずがない」と長年疑問を感じていました。
10年くらい前、加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』という本を読んでその疑問がやっと解決しました。加茂先生の本にはこのように書いてあります。
「痛みのメカニズムを知らない医師」
腰痛など筋骨格系の痛みのほとんどは、 筋肉のけいれんからくる「筋痛症」が原因です。 簡単に言うと、 筋肉の痛みです。 ところが、 医師の卵は、その肝心な 筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わない のです。なぜか 現代医学から「筋肉」がすっぽり抜け落ちてしまっています。
いまの医学教育では、「痛みのメカニズム」については、 基礎医学の生理学で 臨床の勉強を始める前にちょっと習うだけで、医師になる頃にはすっかり忘れている のが現状だと思います。
つまり 痛みのメカニズムを忘れてしまった医師が、習ったことがない筋肉の病態を診ている のです。そして、 レントゲンやMRIや関節鏡で見える「骨格異常」が痛みの原因だと教えられ、疑うこともせず、そう思い込んでいる のではないでしょうか。これではうまく診断できるはずもないし、治療できるはずもないのです。これが、慢性腰痛がちっとも治らず、多くの腰痛難民が生み出される背景です。
石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋
ドクターの卵たちは、「痛みのメカニズム」ついてほとんど習っていないに等しいのです。それで医療の現場に出てから先輩に「神経が圧迫されるのが痛みの原因だ」「骨がすり減っているのが原因だ」と教えられ、全く疑うこともなく診断している というのが現実のようです。
その背景には、 筋肉はレントゲンやMRIをで検査しても写らない、 そして 現代医学には「筋肉科」がない 為に、 筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない、 さらに 整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て、体を見ない という現実があるように思います。
整形外科は骨折など骨の問題を治すのが専門です。骨の専門科に筋肉の問題を相談しても、正しい診察や治療ができないので「病院に行っても治らない」という結果になる場合が多くなります。
また現代医学から筋肉だけすっぽり抜けているので、マッサージ師や治療家も筋肉の損傷と回復に関する勉強はしていないのが普通です。