- 親指の付け根や関節が痛い
- 人差し指の付け根や関節が痛い
- 親指の付け根や関節が痛い
- 中指の付け根や関節が痛い
- 薬指の付け根や関節が痛い
- 小指の付け根や関節が痛い
- 指先が痛いしびれる
こう言った指の痛みでお悩みの方にお伝えします。
- 指の付け根や関節が痛い場合6つのパターン【+自宅でできる解消法】
- 親指の付け根や関節が痛い場合の原因【+自宅でできる解消法】
- 人差し指の付け根や関節が痛い場合の原因【+自宅でできる解消法】
- 中指の付け根や関節が痛い場合の原因【+自宅でできる解消法】
- 薬指の付け根や関節が痛い場合の原因【+自宅でできる解消法】
- 小指側の付け根や関節が痛い場合の原因【+自宅でできる解消法】
- 指先が痛い場合の原因【+自宅でできる解消法】
- 【整形外科医明かした】病院や治療院で指の痛みが良くならない理由
この記事を書いている私は、元文部省の国家公務員で国立大学の医学部に採用され、ドクターの研究助手に従事。現代医学が痛みの解決に大きな成果を上げていない現実を知り、痛みとは何か?どうしたら解決できるのか?を研究。
「瞬時に痛みが消える」不思議な東洋医学との出会いから「簡単!痛み解消法」を開発(特許庁申請) 20年間で原因不明や手術しても痛みが取れない人など15,000人以上解決。インターネットでも腰・膝・肩等の痛み回復方法を指導し10,000人以上の回復実績。
目次
- 1 指の付け根や関節が痛い場合6つのパターン【+自宅でできる解消法】
- 2 【整形外科医が明かした】病院や治療院で指の痛みが良くならない理由
指の付け根や関節が痛い場合6つのパターン【+自宅でできる解消法】

写真左は手のレントゲン写真です。骨の状態が分ります。真ん中は手や指の実際に痛い所を確認しながらパッチを貼った写真です。
手の平と親指の付け根が痛んでいるのが分かります。この状態を一番右の筋肉図と比較すると手の平にある筋肉が痛んでいると分かります。
一口に指が痛いと言っても、実際に指の痛い部分は一人一人違います。指にも腱や筋肉があり、これらの損傷が痛みの原因になります。
多くは仕事やスポーツで指を酷使しているのが直接的な原因です。指の症状別に痛みの原因と解消方法を解説しますので、ご自宅で解決する参考にして下さい。
▶指の痛みが腱鞘炎というのは本当か?

親指が痛かったりして整形外科に行くと、大抵「腱鞘炎」と言われます。「腱鞘炎」とは「腱鞘の炎症」と言う意味ですから、理屈から言うと「腱鞘」の部分が痛いことになります。
ところが実際に痛みの起こっている部分を調べると「腱鞘」部分が痛いという人はほとんどいません。

指が痛い場合の病院での腱鞘炎検査は、「問診」や「触診」が中心です。 しかし、「問診」や「触診」だけで本当に腱鞘炎かどうかは分りません。
最近は「超音波検査」もありますが、 炎症の程度を色で判断するので正確な判断は難しいと言われます。 ドクターは「指が痛い=腱鞘炎」という先入観で診察します。
しかし、上図からも「腱鞘」の問題ではなく、本当は指を動かす筋肉の問題だと分ります。
しかし筋肉の問題はレントゲンやMRIでは分らないし、現代医学には「筋肉科」がないので、医学からは無視されてしまうケースがほとんどです。
▶腱鞘炎と診断の親指付け根の痛みの原因

写真は親指の付け根が痛くて病院で腱鞘炎の手術を3回しても良くならなかった患者さんです。3回目は術後の痛みがひどくて半年間手が使えず泣き暮らしたそうです。
親指の痛い所を確認しながらパッチを貼ったものです。①手首の内くるぶし周りの筋肉(腱含む)②母指対立筋、短母指外転筋、短母趾屈筋といった親指を動かす筋肉に問題があることが分ります。
①親指の付け根や関節が痛い場合の原因

指が痛い症状で一番多いのが親指の付け根が痛いです。写真は親指側付け根の痛みを確認しながら痛い部分にパッチを貼ったものです。
親指の付け根部分に痛みがあるのが分かります。これは上の資料のように親指を動かす「母指対立筋」や「短母指外転筋」「短母指屈筋」などが痛んでいる状態です。
しかし筋肉はレントゲン等に写らないので分りません。
整形外科に行くと大抵腱鞘炎と診断されます。整形外科では 指が痛い=腱鞘炎 と考えますが、先に解説したようにこれまでたくさんの人の指の痛みを見ましたが、実際にどこが痛いか調べると腱鞘の部分が痛いと言う人はほとんどいません。
▶親指付け根や関節が痛い場合自宅でできる解消法

それほど広範囲な痛みでなければ、上写真のように押圧して痛みを確認しながらパッチを貼るとすぐに痛みが楽になったのが分かります。
広い範囲で痛んでいる場合は、下写真のようにイオンシートを適当な大きさに切って貼る方法もあります。
すぐに痛みが感じなくなり指が楽に動くのが分かります。
②人差し指の付け根や関節が痛い場合の原因

写真は人差し指が痛くて使えないという患者さんが、指のどこがどのように痛いのか確認した状態です。(パッチを貼ったところが痛い部分)
親指の付け根と人差し指の付け根、そして指の関節部分まで痛んでいるのが分かります。これは指を曲げる筋肉、長母指屈筋や浅指屈筋が痛んでいる状態です。
指を動かす筋肉は手首や腕の方から続いているので、このような場合手首や腕まで痛んでいる可能性があるので確認します。
▶人差し指の付け根や関節が痛い場合自宅でできる解消法

それほど広範囲な痛みでなければ、上写真のように押圧して痛みを確認しながらパッチを貼るとすぐに痛みが楽になったのが分かります。
広い範囲で痛んでいる場合は、下写真のようにイオンシートを適当な大きさに切って貼る方法があります。
すぐに痛みが感じなくなり指が楽に動かせるのが分かります。
③中指の付け根や関節が痛いの原因と解消代替医療

写真は中指と人差し指が痛くて使えないという患者さんを、指のどこがどのように痛いか確認した状態です。
親指の付け根と、中指の付け根や関節、そして人差し指の付け根や関節部分が痛んでいるのが分かります。
これは中指と人差し指を曲げる筋肉浅指屈筋が痛んでいる状態です。

指を動かす筋肉は手首や腕の方から続いているので、このような場合手首や腕まで痛んでいる可能性があるので確認します。
また手の甲の方も痛んでいる場合がほとんどです。指と指の間にある「背側骨間筋」も良く痛む所なので確認します。
▶中指の付け根や関節が痛い場合自宅でできる解消法

それほど広範囲な痛みでなければ、上下写真のように押圧して痛みを確認しながらパッチを貼ります。
貼り終わるとすぐに痛みが楽になり指も楽に動くようになったのが分かります。
④薬指の付け根や関節が痛い場合の原因

写真は薬指も含めて指全体がこわばった状態で思うように動かせないという患者さんを、指のどこがどのように痛いのか一本一本確認した状態です。
指の第一関節や第二関節が痛んでいるのが分かります。これは指を曲げる深指屈筋腱が痛んでいる状態です。
たぶんこの患者さんは、指を使う仕事をされている可能性が高いです。
▶薬指の付け根や関節が痛い場合自宅でできる解消法

指の関節や、手の平にある指の付けを中心に押圧して痛みを確認しながら下写真のようにパッチを貼ります。
貼り終わるとすぐに痛みが楽になり指も楽に動くようになったのが分かります。
関節はシートをパッチ3枚の大きさにカットして、関節にぐるっと巻くように貼るのも方法です。
指の付け根は、手のしわに沿って横に痛んでいることがほとんどです。いわゆる手相で感情線と言われるしわの所です。
⑤小指の付け根や関節が痛い場合の原因

写真は小指も含めて指全体がこわばった状態で思うように動かせないという患者さんを、指のどこがどのように痛いのか一本一本確認した状態です。
全指の第一関節や第二関節が痛んでいるのが分かります。これはを曲げる深指屈筋腱が痛んでいる状態です。この方は指を使う仕事か何かしていると思われます。
▶小指の付け根や関節が痛い場合自宅でできる解消法

写真は指全体がこわばった状態で思うように動かせないというバイオリン奏者の方を、指のどこがどのように痛いのか一本一本確認した状態です。
仕事柄、指を酷使しているのが分かります。
指の関節や、手の平にある指の付けを中心に押圧して痛みを確認しながら下写真のようにパッチを貼ります。
指の付け根は、手のしわ(感情線)に沿って横に痛んでいることがほとんどです。
貼り終わるとすぐに痛みが楽になり指も楽に動くようになったのが分かります。
このような場合、手の平側だけでなく手の甲側も痛んでいます。特に指と指の間の「背側骨間筋」を中心に痛みが見つかります。

パソコンでデーターの入力作業などをされるお仕事の場合も、指の付け根や関節が痛みます。
キーボードで指を広げる動きなので「背側骨間筋」が痛んでいるケースが多くあります。
そして手がむくんでいる場合も多いです。むくむ場合筋肉に炎症が起きている場合が多いです。
手の甲の指と指の間を押圧してみて下さい。痛んでいるのが分ります。
⑥指の先が痛いしびれるの原因と自宅でできる解消法

人指し指の先が痛いしびれる、中指の先が痛いしびれるなど、指先に痛みしびれが起こる場合も少なくありません。
これは恐らく指先の血流が悪いために起こる症状と考えられます。指先が冷たくなっていないか確認してみて下さい。
血流障害によって指の先端部分の細胞に問題が起きている状況だと考えられます。
【整形外科医が明かした】病院や治療院で指の痛みが良くならない理由

実際に痛い所を確認すれば、骨なのか筋肉なのかすぐに分かるので、「医師がこんなこと分からないはずがない」と長年疑問を感じていました。
10年くらい前、加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』という本を読んでその疑問がやっと解決しました。加茂先生の本にはこのように書いてあります。
「痛みのメカニズムを知らない医師」
腰痛など筋骨格系の痛みのほとんどは、 筋肉のけいれんからくる「筋痛症」が原因です。 簡単に言うと、 筋肉の痛みです。 ところが、 医師の卵は、その肝心な 筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わない のです。なぜか 現代医学から「筋肉」がすっぽり抜け落ちてしまっています。
いまの医学教育では、「痛みのメカニズム」については、 基礎医学の生理学で 臨床の勉強を始める前にちょっと習うだけで、医師になる頃にはすっかり忘れている のが現状だと思います。
つまり 痛みのメカニズムを忘れてしまった医師が、習ったことがない筋肉の病態を診ている のです。そして、 レントゲンやMRIや関節鏡で見える「骨格異常」が痛みの原因だと教えられ、疑うこともせず、そう思い込んでいる のではないでしょうか。これではうまく診断できるはずもないし、治療できるはずもないのです。これが、慢性腰痛がちっとも治らず、多くの腰痛難民が生み出される背景です。
石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋
ドクターの卵たちは、「痛みのメカニズム」ついてほとんど習っていないに等しいのです。それで医療の現場に出てから先輩に「神経が圧迫されるのが痛みの原因だ」「骨がすり減っているのが原因だ」と教えられ、全く疑うこともなく診断している というのが現実のようです。
その背景には、 筋肉はレントゲンやMRIをで検査しても写らない、 そして 現代医学には「筋肉科」がない 為に、 筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない、 さらに 整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て、体を見ない という現実があるように思います。
整形外科は骨折など骨の問題を治すのが専門です。骨の専門科に筋肉の問題を相談しても、正しい診察や治療ができないので「病院に行っても治らない」という結果になる場合が多くなります。
また現代医学から筋肉だけすっぽり抜けているので、マッサージ師や治療家も筋肉の損傷と回復に関する勉強はしていないのが普通です。