- 肩が痛くて腕が上がらない
- 腕の付け根が痛い
- 腕の筋肉が痛い
- 腕の関節が痛い
- 腕がしびれて痛い
- 腕がだるくて痛む
- 腕が痛くて眠れない
こう言った腕の痛みでお悩みの方にお伝えします。
- 腕が痛い しびれる 上がらない場合の原因【+自宅でできる解消法】
- 【整形外科医が明かした】腕の痛みが神経的な原因ではない理由
- 【整形外科医明かした】病院や治療院で腕の痛みが良くならない理由
この記事を書いている私は、元文部省の国家公務員で国立大学の医学部に採用され、ドクターの研究助手に従事。現代医学が痛みの解決に大きな成果を上げていない現実を知り、痛みとは何か?どうしたら解決できるのか?を研究。
「瞬時に痛みが消える」不思議な東洋医学との出会いから「簡単!痛み解消法」を開発(特許庁申請) 20年間で原因不明や手術しても痛みが取れない人など15,000人以上解決。インターネットでも腰・膝・肩等の痛み回復方法を指導し10,000人以上の回復実績。
腕が痛い しびれる 上がらない場合の原因【+自宅でできる解消法】

一口に腕が痛いと言っても、実際に腕の痛い部分は一人一人違います。腕の付け根が痛い、二の腕内側が痛い、二の腕外側が痛い、肘が痛い、肘から下(前腕)が痛いなどです。
また腕の痛みは肩の痛みも伴う場合が多くあります。
上の写真左は腕のレントゲン写真です。骨の状態が分ります。真ん中は腕の実際に痛い所を確認しながらパッチを貼った写真です。肘の上下が痛んでいるのが分かります。
この状態を一番右の筋肉図と比較すると腕の筋肉が痛んでいると分かります。
腕の痛い部分ごとにその原因と解決方法を詳しくご紹介します。
▶腕(肩)の付け根が痛い場合の原因

腕の付け根が痛くて動かせない、腕の付け根が痛くて腕が上がらないと言う人がたくさんいます。四十肩五十肩と言われる場合もあります。病院のシップ薬では中々痛みが取れないケースが多くなります。
写真は、腕の付け根が痛い方が実際どこがどのように痛んでいるのか、痛い所を確認しながらパッチを貼って調べたものです。

腕の付け根部分にある筋肉三角筋や上腕二頭筋が痛んでいると分ります。しかしこの状態を病院でレントゲンを撮っても筋肉の損傷している状態は写らないので原因が分りません。
三角筋は腕を上げたりする時に働く筋肉です。また上腕二頭筋は腕を曲げる時に働く筋肉です。この筋肉が痛んだ状態では、筋肉が伸びたり縮んだりの働きができなくなり、無理に伸ばされると痛みが起こります。
三角筋が痛んでいると、その下にある上腕二頭筋も痛んでいる場合が多くなります。三角筋や上腕二頭筋が痛む原因の多くは仕事による酷使が多く見られます。
腕(肩)の付け根が痛い場合の自宅でできる解消法

痛みやしびれを感じる三角筋や上腕二頭筋部分を押圧すると、腕の筋肉が痛んでいるのが分ります。押圧して痛みを確認しながら痛んでいる筋肉全体にシートを貼ります。
すぐに腕が楽に動かせるようになります。
▶二の腕内側が痛い原因

二の腕内側が痛い方もたくさんいらっしゃいます。特に腕を曲げたり伸ばしたりするのが辛い状態になります。病院で検査しても原因が分らないケースが多くなります。原因と解消法について解説します。
写真は、二の腕の内側が痛い方が実際にどこがどのように痛んでいるのか、痛い所を確認しながらパッチを貼って調べたものです。
二の腕の内側にある筋肉、上腕二頭筋が痛んでいると分ります。
しかしこの状態を病院でレントゲンを撮っても筋肉の損傷している状態は写らないので原因が分りません。

二の腕内側が痛い場合の自宅でできる解消法

痛みやしびれを感じる上腕二頭筋部分を押圧すると、腕の筋肉が痛んでいるのが分ります。押圧して痛みを確認しながら痛んでいる筋肉全体にシートを貼ります。
上腕二頭筋が痛んでいる場合は、三角筋の内側や腕の内側付け根部分も痛んでいる場合があります。これらの部分も一緒に確認して下さい。
シートを貼るとすぐに痛みが感じなくなり、腕が楽に動かせるようになります。
▶二の腕外側が痛い場合の原因

二の腕の外側が痛くて動かせない、手を伸ばせないと言うケースも多く相談頂きます。この場合も病院でレントゲンを撮って検査しても、原因が分らない場合が多いと思います。
写真は、二の腕の外側が痛い方が実際にどこがどのように痛んでいるのか、痛い所を確認しながらパッチを貼って調べたものです。
腕の外側にある上腕三頭筋が痛んでいる状態だと分かります。しかしこの状態を病院でレントゲンを撮っても、筋肉の損傷状態は写らないので原因が分りません。
二の腕外側が痛い場合自宅でできる解消法

腕の外側(振袖部分)を押圧すると上腕三頭筋の痛んでいるのがハッキリ分ります。上腕三頭筋は腕立て伏せなどをするときにも働く筋肉です。
肘の裏から脇の下まで痛みを確認しながら、上腕三頭筋全体を覆うようにイオンシートを貼ります。
シートを貼るとすぐに痛みが感じなくなり、腕が楽に動かせるようになります。
▶腕を上げると肩が痛い場合の原因

腕を上げると肩が痛い場合は腕を上げる筋肉が痛んでいる状態です。筋肉が痛んでいる状態は病院のレントゲン検査では分りません。
写真は、「腕を上げると肩が痛くて上げられない」という方を実際にどこがどのように痛んでいるのか、痛い所を確認しながらパッチを貼って調べたものです。

腕の三角筋から上腕二頭筋が痛んでいる状態だと分かります。しかしこの状態を病院でレントゲンを撮って検査しても、筋肉の損傷状態は写らないので原因が分りません。
腕が上がらない場合は、腕を上げる時に作用する筋肉「三角筋」が痛んでいるケースがほとんどです。ここを中心に治療します。
腕を上げると肩が痛い場合の自宅でできる解消法

肩の付け根部分を押圧すると三角筋が痛んでいるのがハッキリ分ります。三角筋は腕を上げる動作で働く筋肉です。
痛みを確認しながら、三角筋全体を覆うようにイオンシートを貼ります。肘から上の上腕二頭筋や上腕三頭筋なども痛んでいる場合が多いので、丁寧に押圧して痛みを確認しながら貼ります。
シートを貼るとすぐに痛みが感じなくなくなり、腕が楽に動かせるようになります。
▶腕を上げると鎖骨部分が痛い場合の原因

腕を上げると鎖骨付近に痛みが起きる場合は、腕の付け根から胸にかけての筋肉(肩甲下筋)が痛んでいる可能性が高くなります。
鎖骨周辺に痛みを感じるので鎖骨が痛いように思いますが、実際に調べると筋肉が痛んでいると分かります。
写真は、「腕を上げると鎖骨部分が痛い」という方を実際にどこがどのように痛んでいるのか、痛い所を確認しながらパッチを貼って調べたものです。
腕の三角筋や上腕二頭筋、そして肩甲下筋が痛んでいる状態だと分かります。
しかしこの状態を病院でレントゲンを撮って検査しても、筋肉の損傷状態は写らないので原因が分りません。
肩甲下筋は腕相撲をするときなどに働く胸の筋肉です。鎖骨が痛いと感じる場合はこの肩甲下筋が痛んでいるケースがほとんどです。
自分で押圧しても痛んでいるのが分かります。
腕を上げると鎖骨が痛い場合自宅できる解消法

肩の付け根内側から胸にかけて押圧すると肩甲下筋が痛んでいるのがハッキリ分ります。肩甲下筋が痛んでいる場合は、写真のように腕の三角筋や上腕二頭筋なども一緒に痛んでいる場合が多くなります。
痛みを確認しながら、肩甲下筋、三角筋、上腕二頭筋など全体にイオンシートを貼ります。
腕の痛みと筋肉の関係解説
腕を動かす痛いと言うことは、腕を動かす筋肉が痛んでいる場合がほとんどです。
腕を動かすと筋肉に負荷がかかります。筋肉が痛んで正常に伸びたり縮んだりできない状態だと痛みが起こります。
腕を動かすと痛いと言っても実際に痛みが起こる場所は人それぞれ違います。ですから腕のどこに痛みが起こるかがとても重要です。
下記内容を参考に押圧して実際にどこが痛んでいるのか確認して下さい。
実際に痛んでいる部分が分ったら、関連する記事を参考にしながら「自宅でできる解消法」を試して見てください。
▶腕を伸ばすと痛い場合原因となる筋肉

腕を伸ばすと痛い場合は、腕の筋肉が痛んで伸びない状態だと考えられます。腕を伸ばす時に働く筋肉は主に「上腕三頭筋」です。
腕を伸ばすと痛い場合は最初にこの「上腕三頭筋」の損傷を疑って確認する必要があります。
▶腕を伸ばすと肘が痛い場合原因となる筋肉

腕を伸ばして肘周辺に痛みを感じる場合もあります。この場合は肘をひねる時に作用する筋肉が痛んでいる可能性があります。
- 腕を伸ばすと肘から上(二の腕)の内側が痛い➡上腕三頭筋の可能性
- 腕を伸ばすと肘の内側が痛い➡肘の内側にある円回内筋の可能性
- 腕を伸ばすと肘の外側が痛い➡肘の外側にある長橈側手根伸筋の可能性
- 腕を伸ばすと肘の裏側が痛い➡肘の裏側にある上腕三頭筋の可能性
▶腕を曲げると痛い場合原因となる筋肉

腕を曲げると痛い場合は、腕を曲げる肘周辺の筋肉が痛んでいる可能性が大です。腕を曲げる動作の時に働く主な筋肉は上腕二頭筋です。(上図参照)
肘から上の前腕に痛みが起こる場合はこの上腕二頭筋が痛んでいる可能性が高くなります。
さらに肘周辺に痛みが起こる場合も多くあります。その場合は下図のような筋肉に問題がある可能性があります。
詳しくは「肘が痛いの原因と解消方法」の記事をお読み下さい。
▶腕をひねると痛い場合原因となる筋肉

腕をひねる動作に関わる筋肉は三つほどあります。ひねる動作の中心になるのは回内筋は円回内筋です。
さらに手首の辺りで前腕を回内させる方形回内筋があります。また、主な働きは手首を内側に曲げる動作ですが、前腕の回内を補助する橈側手根屈筋もあります。
腕を内側に曲げるの動作の中心に働くのは円回内筋なので、腕をひねると痛みが起こる場合はこの筋肉が痛んでいる可能性が高くなります。
詳しい痛みの解消法については「肘が痛いの原因と解消方法」をお読み下さい。
【整形外科医が明かした】病院や治療院で腕の痛みが良くならない理由

実際に痛い所を確認すれば、骨なのか筋肉なのかすぐに分かるので、「医師がこんなこと分からないはずがない」と長年疑問を感じていました。
10年くらい前、加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』という本を読んでその疑問がやっと解決しました。加茂先生の本にはこのように書いてあります。
「痛みのメカニズムを知らない医師」
腰痛など筋骨格系の痛みのほとんどは、 筋肉のけいれんからくる「筋痛症」が原因です。 簡単に言うと、 筋肉の痛みです。 ところが、 医師の卵は、その肝心な 筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わない のです。なぜか 現代医学から「筋肉」がすっぽり抜け落ちてしまっています。
いまの医学教育では、「痛みのメカニズム」については、 基礎医学の生理学で 臨床の勉強を始める前にちょっと習うだけで、医師になる頃にはすっかり忘れている のが現状だと思います。
つまり 痛みのメカニズムを忘れてしまった医師が、習ったことがない筋肉の病態を診ている のです。そして、 レントゲンやMRIや関節鏡で見える「骨格異常」が痛みの原因だと教えられ、疑うこともせず、そう思い込んでいる のではないでしょうか。これではうまく診断できるはずもないし、治療できるはずもないのです。これが、慢性腰痛がちっとも治らず、多くの腰痛難民が生み出される背景です。
石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋
ドクターの卵たちは、「痛みのメカニズム」ついてほとんど習っていないに等しいのです。それで医療の現場に出てから先輩に「神経が圧迫されるのが痛みの原因だ」「骨がすり減っているのが原因だ」と教えられ、全く疑うこともなく診断している というのが現実のようです。
その背景には、 筋肉はレントゲンやMRIをで検査しても写らない、 そして 現代医学には「筋肉科」がない 為に、 筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない、 さらに 整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て、体を見ない という現実があるように思います。
整形外科は骨折など骨の問題を治すのが専門です。骨の専門科に筋肉の問題を相談しても、正しい診察や治療ができないので「病院に行っても治らない」という結果になる場合が多くなります。
また現代医学から筋肉だけすっぽり抜けているので、マッサージ師や治療家も筋肉の損傷と回復に関する勉強はしていないのが普通です。