【知っておくべき】膝痛が病院の検査で原因不明な場合の4つ理由

[box class=”blue_box” title=”こんなお悩みの方にお勧めの記事です!”]
  • 病院で検査したけど膝痛の原因が不明と言われた
  • 膝痛の本当の原因を知りたい
  • 病院に通っても痛みが良くならない
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こう言ったお悩みの方にお伝えします。

[box class=”yellow_box” title=”本記事の内容” ]
  1. 【知っておくべき】病院の検査で膝痛の原因が不明な場合の4つの理由
  2. 変形性膝関節症【膝軟骨がすり減っている】が痛みの原因とは言えない理由
  3. 変形性膝関節症【神経が圧迫されている】が痛みの原因とは言えない理由
  4. 病院で痛みが良くならない理由
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この記事を書いている私は、元文部省の国家公務員で国立大学の医学部に採用され、ドクターの研究助手に従事。現代医学が痛みの解決に大きな成果を上げていない現実を知り、痛みとは何か?どうしたら解決できるのか?を研究。

「瞬時に痛みが消える」不思議な東洋医学との出会いから「簡単!痛み解消法」を開発(特許庁申請) 20年間で原因不明や手術しても痛みが取れない人など15,000人以上解決。インターネットでも腰・膝・肩等の痛み回復方法を指導し10,000人以上の回復実績。

【知っておくべき】病院の検査で膝痛の原因が不明な場合の4つの理由

先に結論からお話すると、「え~ウソでしょう!?」とビックリするかもしれませんが、膝痛の本当の原因は実は「筋肉」です。

膝痛が原因不明な理由① 膝痛の本当の原因は筋肉

次の写真は、私が ビートたけしのみんなの家庭の医学『膝痛スペシャル』に提供した写真です。

写真は変形性膝関節症と診断された人の膝痛を、いったい膝のどこが実際に痛いのか調べた写真です。「ここは痛いですか?」と聞きながら、痛い所に1枚1枚パッチを貼りました。その結果、写真のシールを貼った部分が痛いと分りました。

「痛みの場所が筋肉や腱の位置と一致」と書いてありますが、イマイチ分りにくいのでもう少し詳しく説明します。

上記写真を見ると、一目瞭然だと思います。右端のレントゲン写真では分りませんが、 実際に膝の痛い所と筋肉の状態を比較すると、痛いのは膝の「内側広筋」という筋肉だと分ります。 

骨のすり減ったのが膝痛の原因だとすると、痛みは膝皿の奥深くに感じなければなりません。ところが、今まで5,000人を超える方の膝痛を見てきましたが、皿の奥の方が痛いと言う人は一人もいませんでした。レントゲン検査と実際に膝の痛いところは全く違うのです。

それでは、なぜ病院で検査して膝痛が原因不明となるのか?理由を解説します。

膝痛が原因不明な理由② 筋肉の損傷はレントゲンやMRIに写らない

筋肉の断裂などは別にして、筋肉が痛んでいる状態はレントゲンやMRIには写りません。整形外科の検査で見ているのは主に骨の問題です。

膝痛が原因不明な理由③ 現代医学には筋肉科がない

もう一つの問題は今の医学には「筋肉科」がありません。皮膚科や神経内科まであるのに、どういう訳か「筋肉科」だけありません。

私たちの体は全身色々な筋肉に覆われているので、動くことができる訳です。スポーツや仕事で筋肉を酷使すれば当然痛むし、老化すれば筋力は低下しますから当然色々な問題が起こります。

しかし筋肉の問題を研究しているドクターはほとんどいないし、医学部で筋肉の治療方法を教えたりしないのが現実です。

膝痛が原因不明な理由④ 整形外科は骨折などの骨の問題を治すのが専門

私たちは痛い時、大抵整形外科に行きます。整形外科は骨折など骨の問題を見つけて治すのが専門です。ですからレントゲンで骨の問題を検査します。

あなたの痛みが事故や怪我によるものであれば、骨折している可能性もあるので整形外科で見てもらうのは正解です。

 

しかし、原因が筋肉にある場合は①②③の理由から整形外科で分かりません。

整形外科で言う原因不明は「骨には問題ありません」ということです。

変形性膝関節症【膝軟骨がすり減っている】が痛みの原因とは言えない理由

膝痛で整形外科に行くと、レントゲンやMRI検査の結果、多くは「変形性膝関節症(膝の散骨がすり減っているので痛い)」と診断されます。しかし、少し医学を勉強するとこの診断には矛盾のあることが分ります。

 

膝痛の軟骨理論は「軟骨がすり減って、骨がぶつかるから痛みが起こる」という理論です。 レントゲンを見せられながら「骨と骨がぶつかって痛いのです」と説明されると、大抵の人は「なるほど!」と納得し、ガッカリ落ち込んでしまいます。

この説明でまず矛盾するのは、 『骨が痛い』という考え方です。現代医学の常識ですが、痛みは神経の問題です。ところが骨には神経がありません。 虫歯の治療を思い出してみて下さい。歯を削っても痛くはありません。神経にぶつかると痛いのです。ですから神経を麻酔でブロックしてから歯を削ります。

痛みというのは神経の先端にあるセンサーが痛みの信号をキャッチして、脳に伝えると痛みとして感じます。ところが骨の中に神経は通っていません。ですから骨がすり減ってぶつかる状態だとしても、それが痛みの原因になることはありません。

そういうと、 『骨がすり減って神経が圧迫されて痛い』 と言われるかも知れません。これも矛盾したおかしな話です。 上図の写真を見ても、都合よくすり減った骨と骨の間を通っている神経はありません。 一体どの神経が圧迫されているというのでしょう?冷静に考えると理解できないおかしな説明だと分ります。

 

変形性膝関節症【神経が圧迫されている】が痛みの原因とは言えない理由

たぶん、ほとんどの人は「神経が痛い」と思っています。現代医学の生理学「痛みのメカニズム」を少し勉強すると分かることですが、それも実は大きな誤解です。

整形外科の痛みが起こる説明は   「神経が圧迫されて痛みが起こる」という事です。実はこれにはおおきな矛盾があります。現代医学で「痛みのメカニズム」(痛みが起こる仕組み)は生理学で学ぶ内容になっています。

その生理学で神経の働きについてどう書いてあるか紹介します。これは医師の卵たちも実際に医学部の講義で習う内容です。

 「痛みというのは通常、神経線維の先端についている痛みセンサーだけがキャッチします。痛みセンサーが電気信号を伝えてはじめて、痛みが感知される のです。 神経の途中で痛みが発生したり感知されることはありません 

石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から抜粋

上図(神経の仕組み)をみると分りますが、     神経の先端には感覚受容器というセンサーが付いています。このセンサーが痛みの電気信号をキャッチすると、脳に伝わって痛みを感じます。    神経の途中にはこのセンサーがないので、圧迫されたりしても痛みを感じたりしないというのが生理学(生命の仕組み)における医学の常識になっています。  

通常のセンサーと同じ仕組みです。センサーはその先端で情報をキャッチして情報が電気信号としてモニターに送られます。     途中の線を足で強く踏んだとしても、センサーが働くことはありません。何も起こりません。     

実は神経もセンサーと同じような仕組みになっています。ですから 神経の途中が骨で圧迫され痛みが起こるという整形外科の説明は、医学部で教える生命の仕組みと全く矛盾していることになります。     

どうして病院で膝痛が良くならないのか?

しかし、ドクターはどうして『痛みは筋肉に起こる』と学んでいるのに、なぜ『骨がすり減って痛い』とか『神経が圧迫されて痛い』というのか理解できませんでした。

実際に痛い所を確認すれば、骨なのか筋肉なのかすぐに分かるので、「医師がこんなこと分からないはずがない」と長年疑問を感じていました。

10年くらい前、加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』という本を読んでその疑問がやっと解決しました。加茂先生の本にはこのように書いてあります。  

 「痛みのメカニズムを知らない医師 

   腰痛など筋骨格系の痛みのほとんどは、 筋肉のけいれんからくる「筋痛症」が原因です。 簡単に言うと、 筋肉の痛みです。 ところが、 医師の卵は、その肝心な 筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わない のです。なぜか 現代医学から「筋肉」がすっぽり抜け落ちてしまっています。    
 
いまの医学教育では、「痛みのメカニズム」については、    基礎医学の生理学で 臨床の勉強を始める前にちょっと習うだけで、医師になる頃にはすっかり忘れている のが現状だと思います。    

つまり  痛みのメカニズムを忘れてしまった医師が、習ったことがない筋肉の病態を診ている のです。そして、  レントゲンやMRIや関節鏡で見える「骨格異常」が痛みの原因だと教えられ、疑うこともせず、そう思い込んでいる のではないでしょうか。    

石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋

ドクターの卵たちは、「痛みのメカニズム」ついてほとんど習っていないに等しいのです。それで医療の現場に出てから先輩に「神経が圧迫されるのが痛みの原因だ」「骨がすり減っているのが原因だ」と教えられ、全く疑うこともなく診断している というのが現実のようです。

その背景には、  筋肉はレントゲンやMRIをで検査しても写らない、 そして 現代医学には「筋肉科」がない 為に、 筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない、 さらに 整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て、体を見ない  という現実があるように思います。

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