首の痛みは日常生活に大きな影響を与える可能性があります。
この記事では首の痛みの様々な原因から、具体的な治し方予防策までを詳しく解説します。
あなたの首の悩みを解消する手助けとなれば幸いです。
首の痛みを引き起こす主な原因
姿勢の悪さと首への負担
首の痛みは日常生活における姿勢の悪さが大きな原因の一つになります。
特に長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は首の筋肉に過度の負担をかけます。
前かがみの姿勢や猫背は首の筋肉に不自然な緊張をもたらし、慢性的な痛みを引き起こす可能性があります。
正しい姿勢を保つためには椅子に深く腰掛け背筋を伸ばし顎を軽く引くことが重要です。
またディスプレイの位置を調整し目線が自然に画面に向かうように工夫することも大切です。
定期的に休憩を取り首や肩のストレッチを行うことも首への負担を軽減するのに有効です。
ストレスと首の痛みの関係
ストレスは首の痛みを引き起こすもう一つの重要な原因です。
精神的なストレスは身体の筋肉を緊張させ、特に首や肩の筋肉を硬直させることがあります。
この筋肉の緊張が持続すると首の痛みや不快感につながります。
医学書のベストセラー『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』の中で、著者の整形外科医加茂院長先生は次ように言っていらっしゃいます。
患部が継続して大きな刺激を受けると、脳はその刺激を受けて自律神経の交換神経が緊張します。
交感神経が緊張すると血管が収縮しその結果血流が悪くなり、筋肉細胞に十分な血液が行かなくなり酸欠状態になって行きます。
筋肉細胞が正常に機能するために酸素は必要不可欠で、酸欠状態は細胞にとって危機的な状況になります。
ストレスを軽減するためにはリラクゼーションの時間を設けることが大切です。
瞑想、深呼吸、ヨガなどのリラックス法を試してみるのも良いでしょう。
また趣味や運動などストレスを発散できる活動を取り入れることも効果的です。
十分な睡眠とバランスの取れた食事もストレス管理には不可欠です。
加齢による首の構造変化
加齢に伴い首の骨や関節椎間板などの構造も変化します。
椎間板はクッションの役割を果たしていますが、加齢とともに水分を失い弾力性が低下します。
また首の骨をつなぐ関節も変形し首の動きが制限されることがあります。
骨や関節だけでなく筋肉も老化します。
これらの老化現象が首の痛みを引き起こす原因になるケースが多くあります。
加齢による変化は避けられないものですが、今回ご紹介している「細胞活性療法」などによって八十歳九十歳でも痛みを軽減することが実証済です。
適度な運動やストレッチ正しい姿勢の維持、温熱療法なども有効です。
痛みが続く場合は専門医の診察を受けることが重要です。
首の痛みに潜む疾患
頚椎症とその症状
頚椎症は首の骨(頚椎)やその周辺の組織に異常が生じる疾患を言います。
加齢や姿勢の悪さなどが原因で、頚椎の椎間板や靭帯が変性し神経を圧迫して起こる症状と言われています。
主な症状としては首の痛み肩や腕のしびれ手の感覚異常などがあります。
重症化すると歩行障害や排泄障害を引き起こす可能性もあります。
頚椎症の診断にはレントゲンやMRIなどの画像検査が用いられます。
治療法としては薬物療法、理学療法、手術療法などがあります。
しかしこのような「神経を圧迫して起こる症状」という診断は医学的に矛盾があります。
レントゲンやMRIで分かることなので、頸椎に異常があることは間違いありません。
しかしそれが痛みやしびれの原因とは言えません。
何故かと言うと痛みやしびれは神経の問題ですが、神経が痛いのではなく神経は痛みを伝える器官というのが生理学(生命の仕組み)の常識だからです。(医者の卵はそう習います)
神経は一種のセンサーです。
痛みの信号が発生すると神経の先端に付いている知覚センサーが働いて、問題が起きていることを脳に伝えるのが神経の役割です。
こちらで詳しく解説
レントゲンでは分からない筋肉の痛み
首の痛い人を20年以上見てきましたがで首の筋肉が痛みの原因となっているケースがほとんどです。
肩や腕が痛い場合は大抵肩や腕の筋肉も痛んでいる状態です。
首は首、肩は肩、腕は腕の筋肉が痛んでいます。
しかし筋肉の痛んでいる状態はレントゲンに写りません。
ですから整形外科ではレントゲンに写った症状(骨の問題)が痛みやしびれの原因と判断してしまいます。
頚椎椎間板ヘルニアとは?
頚椎椎間板ヘルニアは、頚椎の椎間板が変性し本来の位置から飛び出すことで神経を圧迫する病気です。
椎間板は頚椎と頚椎の間でクッションの役割を果たす軟骨組織ですが、加齢や外傷により内部の髄核が突出することがあります。
整形外科ではこの突出した髄核が脊髄や神経根を圧迫すると、首や肩、腕にかけて激しい痛みやしびれが生じると考えます。
また症状が強い場合は筋力低下や反射異常を引き起こすとも言われます。
頚椎椎間板ヘルニアの診断にはMRI検査が多く用いられます。
治療法としては薬物療法や理学療法、神経ブロック、手術療法などがあります。
しかし頚椎椎間板ヘルニアにおける「神経を圧迫して痛みが起こる」という説明は先の頸椎症と同じく、神経の働きに関する医学の常識と矛盾しています。
詳しくはこちらをお読みください。
むちうち症と首の痛み
むちうち症は交通事故やスポーツ中の衝突などで、首に急激な衝撃が加わることで発生する症状です。
この衝撃によって首の筋肉や靭帯、神経などが損傷し、首の痛み頭痛めまい吐き気などの症状が現れます。
むちうち症の症状は受傷直後には現れず数時間後や数日後に現れることもあります。
症状が軽い場合でも放置すると慢性化する可能性があるため早期の治療が重要です。
治療法としては、安静、薬物療法、理学療法などがあります。
適切な治療を受けることで症状の緩和と早期回復が期待できます。
むちうち症の後遺症
骨などの整形外科的な問題が解決しても後遺症が残るケースが多くあります。
たくさんのむちうち患者さんを見て分かった事があります。
むちうち後遺症の多くは、首の筋肉が痛んでいる可能性が高いと言うことです。
首への急激な衝撃によって首の骨や靱帯も損傷しますが、同時に首の筋肉も損傷します。
首には下図のように色々な筋肉があります。
しかしこのような筋肉が痛んだ状態はレントゲンに写りません。
そして今の医学には「筋肉科」がありません。
ですから良い解決方法もなく長く後遺症に悩む人が多いのが現代医学の現実です。
首が痛みやすい部分と原因
首が痛い場合、大きく分けて「首の後ろが痛い」または「首の横が痛い」になると思います。
その原因について解説します。
首の後ろが痛い場合の原因
首の後ろが痛い場合は、ほとんど間違いなく「頭半棘筋」や背骨にくっついている「頸棘筋」の問題です。
疲労が原因(ストレスで血流が悪くなると筋肉が硬くなる)か事故などの衝撃による損傷の可能性が高くなります。
「頭半棘筋」や「頸棘筋」のある部分を押圧すると、筋肉が硬くなっていて痛いのが分ります。
首の横が痛い場合の原因
ストレートネック
ストレートネックと診断されて悩んでいる人も多いかも知れません。
『ストレートネック』についても簡単に説明したいと思います。
『ストレートネック』とは通常湾曲している首の骨がまっすぐな状態を言います。
レントゲンで分る事なので正常でないことは間違いありませんが、問題はなぜまっすぐになっているのか?と言うことです。
首の骨だけ調べても本当の理由は分りません。
背骨がまっすぐにできるのは、脊柱起立筋という筋肉があるからです。
これらの筋肉が痛んで正常でなくなると、背骨をまっすぐに維持できなくなります。
猫背や側弯症といった背骨が曲がる問題の多くは脊柱起立筋が痛んで起こります。
首の骨の場合もまっすぐに保てるのは首の筋肉のおかげです。
首の筋肉が痛むと首の骨も正常な状態を保持できなくなります。
首の筋肉が正常になると骨の曲がりも改善されます。
ストレートネックと診断された肩の首の状態を調べると、大抵首の後の筋肉「頭半棘筋」が痛んで硬くなっているのが分かります。
この「頭半棘筋」が硬くなると、首が後に反れなくなってしまいます。
宇宙医学から誕生した「細胞活性療法」による痛み改善
そもそも痛みとは何か? について研究すると以下のことが分かります。
- 痛みは体で起こる一種の電気現象であること
- 痛みの電気現象は筋肉細胞で起こること
- 筋肉細胞が破壊される(老化)原因は活性酸素による酸化
私達の体は60兆個細胞のからできています。
ですから痛みも究極の所細胞の問題で起こります。
痛みを根本から解決するには細胞で起こる問題を理解し解決する必要があります。
しかし現代医学において体の痛みは整形外科になっています。
整形外科は骨折など骨の問題を解決するのが専門です。
ですから体の痛みも骨の問題として扱われてしまうのが今の医療の現実です。
傷んだ細胞を修復する方法を研究された医学博士がいらっしゃいました。
高田蒔医学博士(東北大学:故人)です。
高田博士は現在JAXAでやっている宇宙医学研究の先駆者と言われています。
今から50年以上前になります。
高田博士は宇宙空間には大量のマイナスイオンがありそのマイナスイオンを体の中に入れてやると細胞が若返ることを発見されました。
そして細胞に直接マイナスイオン電子を与えると、老化した細胞・弱った細胞・病気に侵された細胞が活性化され、自らの免疫力・抵抗力・治癒力が高まる などの薬理効果のあることも証明されています。
さらに博士は大量のマイナスイオンを体の中に入れる医療器も開発され、日本の認定医療器の第1号になっています。
つまりマイナスイオンの薬理効果が医学的にも認められているということです。
現在も現代医学で解決が難しいガンや高血圧、自律神経、喘息、アトピー、肝硬変、不整脈、慢性腎臓炎、認知症など様々な症状の治療に使っているドクターもいらっしゃるはずです。
これを「細胞活性療法」と言います。
しかし現代医学は手術と薬が中心の医療なので、どんなに素晴らしい研究や発見でも現代医学が否定されるような医療が表に出ることは難しく、ごく一部の研究者にしか活用されませんでした。
高田医学博士の研究をベースに、誰でも簡単にそして安価に自分でこの「細胞活性療法」を使えるようにしたのが、体の痛い部分に貼るだけで改善する「メディカルイオンシート」です。
貼るだけで痛みがたちまち楽になるので、試した人は「魔法みたい!」とビックリします。
首の場合実際にどこが痛んでいるか確認しながら(これが一番重要)、下の写真のようにメディカルイオンシートをペタペタ貼ります。
貼り終わったら首を動かして痛みを確認してみて下さい。
痛みがほとんど感じなくなって首が楽に動くのが分かります。
しかし筋肉に関係する問題はレントゲンに写らないので、今の医学から「筋肉科」がスッポリ抜けています。
この記事では痛みと筋肉について詳しく解説しています。
もし痛みの原因として筋肉の問題が考えられる場合は、筋肉の研究をしているドクターに相談しないと正確な診断ができないと思います。
整体やリハビリテーションで、もむ・たたく・ひっぱるなどの強い刺激を伴う方法は注意すべきです。
筋肉が痛んでいる場合、強い刺激を加えると逆に悪化する場合が多くなります。
無理して「イタタタタ!」と声が出るような方法の場合は中止すべきです。
筋肉の血流を良くするのが目的なので、気持ちが良くなるくらいの方法がいいです。
血流が改善できる意味からは、強い刺激のない温泉療法がお勧めです。