腰痛の時病院は何科に行くべきか?【知っておくべき8つの事実】

[box class=”blue_box” title=”こんな腰痛の方にお勧めの記事です!”]
  • 腰痛が病院に行っても一向に良くならない
  • 腰痛で手術を進められているが…
  • 整形外科に行っても腰痛は良くならないという話を聞く
  • 筋肉が痛いと感じるが何科に行けばいいか…
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こういった腰痛でお悩みの方にお伝えします。

[box class=”yellow_box” title=”本記事の内容” ]
  1. ヘルニアや狭窄症でも腰痛でない人が70%なのはなぜか?
  2. 腰痛が手術なしでも解決するのはなぜか?
  3. 腰痛が検査しも原因不明になるのはなぜか?
  4. 【整形外科医が明かした】神経が痛いというのは誤解
  5. 【整形外科医が明かした】ヘルニアや脊柱管狭窄症が腰痛の原因と言えない理由
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この記事を書いている私は、元文部省の国家公務員で国立大学の医学部に採用され、ドクターの研究助手の仕事をしていました。現代医学が痛みの解決に大きな成果を上げていない現実を知り、痛みとは何か?どうしたら解決できるのか?を長年研究。

「瞬時に痛みが消える」不思議な東洋医学との出会いから「簡単!痛み解消法」を開発(特許庁申請) 20年間で原因不明や手術しても痛みが取れない人など15,000人以上解決。インターネットでも腰・膝・肩等の痛み回復方法を指導し10,000人以上の回復実績。

▶ヘルニアの神経が圧迫されて腰痛が起きるは本当か?

ヘルニアというのは、上図イラストのように椎間板の髄核が飛び出して神経を圧迫するので痛みが起こるという説明です。レントゲンで分る事なのでヘルニアは間違いありません。

しかし ヘルニア=腰痛の原因とは言えない理由が実はいっぱいあります。。

▶脊柱管狭窄症の神経が圧迫されて腰痛が起きるは本当か?

『脊柱管狭窄症』というのは、ヘルニアと同様、神経が圧迫されて腰痛が起こっているという診断です。ヘルニアは椎間板が神経を圧迫している状態ですが、『脊柱管狭窄症』は背骨や椎間板、関節、靭帯などで囲まれた脊髄の神経が通る細い管が、老化による背骨の変形や、椎間板の膨張、靭帯が厚くなって神経の通る脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されて痛みが起こるという説明です。

狭窄症がウソだと言うつもりはありません。レントゲンで分る事なので狭窄症は間違いありません。しかし 狭窄症が本当に腰痛の原因か? という事です。

腰痛がなぜ起こるのか?ということを色々勉強するとヘルニアと同様 『狭窄症=腰痛の原因』とするにはいくつもの矛盾する事実があります。 

▶ヘルニアや狭窄症なのに腰痛じゃない人が70%なのはなぜか?

検査をすればヘルニアや脊柱管狭窄症の人はいっぱいいます。自動車でも長年乗れば色んな部品が損耗して交換が必要になります。まして生身の体ですから、長年使えば骨格系がすり減ったり変形しても全然不思議ではありません。若い時と同じ方がおかしいです。

前にNHKの番組だったと記憶していますが、検査するとヘルニアの人はものすごくいっぱいいるようです。じゃあ、そのヘルニアの人たち全員が腰痛かというとそうではありません。

実際に  ヘルニアで腰痛の人は約30%で、70%の人は腰痛がないと言うのです。これは絶対おかしい話です。  ヘルニアが腰痛の原因だとすれば、ヘルニアの人は全員腰痛という理屈にならなければなりません。  

脊柱管狭窄症についても同じことが言えます。私も15年で5,000人以上の腰痛の人を見てきました。病院で脊柱管狭窄症と診断された人がたくさんいました。その中には、狭窄症の手術をしても腰痛が治らない人もたくさんいました。つまり手術で狭窄症は治っても腰痛は取れないということです。

脊柱管狭窄症が本当に腰痛の原因であれば、狭窄症の人は全員腰痛にならなければなりません。 そして腰痛を治すには手術以外ないことになります。 手術で狭窄症が治れば痛みもなくなるはずです。ところがそうならないのが医療の現実です。

▶手術をしなくても痛みが解決するのはなぜか?

鍼灸、接骨院、整体、カイロ等々、世の中には様々な治療方法があります。現代医学がこれほど進歩しているのにどうしてこんなに色んな治療があるのだろう?と思うことがあります。

たぶん整形外科が痛みの解決にイマイチ成果を上げていないから、このように色んな治療が存在するのだと思います。整形外科で本当に良くなるのであればハッキリ言って必要ありません。

実際、手術以外の民間療法で良くなってしまうケースもかなりあります。  実際良くなった人の話もたくさん聞きました。 ヘルニアや脊柱管狭窄症が腰痛の原因であれば手術以外に解決方法はないことになります。  しかし、  代替医療(手術、薬以外の方法)でもウソみたいに良くなるケースも多いのです。

このホームページで紹介している メディカル イオンシートを使っても100人中98人の方は腰痛が解決します。痛んでいる度合いで個人差はありますが、早い人は1回でしかも2~3分で痛みがウソみたいに楽になります。 

なぜそのようなことが起こるのか?私はヘルニアも脊柱管狭窄症も治していないし、治すことができません。しかし痛みを解決することはできます。手術以外の方法で痛みが消えてしまうという現実もおかしな話です。

▶腰が我慢できないほど痛いのに原因不明なのはなぜか?

「腰痛で病院で検査してもらいしましたが原因不明と言われました」 と言って相談に来られる人も少なくありません。  原因がないのに腰痛になる?  これを整形外科のドクターはどう説明するのでしょうか?これもおかしな話です。

整形外科は骨格系の問題、つまり骨折など骨の問題を治すのが専門です。ですからレントゲンやMRIといった検査機器で骨の状態を検査する訳です。 整形外科で異常がないという事は「骨には問題ありません」という事です。 

骨に問題なければいったい何の問題で腰痛が起こっているのでしょう?「痛みのメカニズム」で詳しく解説しますが筋肉の問題です。   

筋肉の問題は整形外科のドクターは専門外なので分りません。しかも筋肉に起こっている問題はレントゲンやMRIには写りません。そして今の医学には「筋肉科」がないので、分るドクターもほとんどいないというのが現実です。 

▶ヘルニアや狭窄症とは別の所に痛みが見つかるのはなぜか?

狭窄症とは違う部分に痛みが見つかる

整形外科は骨が専門なので腰が痛いという患者さんが来れば、「腰が痛い=腰椎の問題」という発想で、腰椎のレントゲンを撮って骨の損傷を調べます。

しかし、私は医者ではないので患者さんが体のどこが痛いのか確認しながら丁寧に調べます。 すると実際に痛い部分はヘルニアや神経が圧迫されている腰椎とは全然関係ない所に見つかることがほとんどです。 

上の写真を見てください。ヘルニアと診断された方です。しかし、痛いところを確認しながら1枚1枚パッチを貼ると、実際に痛いのは腰椎ではなく腰の「腰方形筋」や背中の「脊柱起立筋」だということが分かります。

ドクターにとっては患者さんが腰のどこが痛いかは関係ありません。「腰が痛い!」と言えば レントゲンやMRIなどで腰椎の問題だけを探します。しかし、実際の痛みは、狭窄症とは全く関係ない腰部分が痛んでいる場合がほとんどなのです。

▶【整形外科医が明かした】神経は圧迫されても痛くない理由

神経のメカニズム

最期に  「神経は痛くない」  という話をします。整形外科の痛みが起こる理由の根本は  「神経が圧迫されて痛みが起こる」という事です。実はこれが一番おおきな矛盾であり問題です。   現代医学で「痛みのメカニズム」(痛みが起こる仕組み)は生理学で学ぶ内容になっています。  その生理学で神経の働きについてどう書いてあるか紹介します。これは医師の卵たちも実際に講義で習う内容です。

  「痛みというのは通常、神経線維の先端についている痛みセンサーだけがキャッチします。痛みセンサーが電気信号を伝えてはじめて、痛みが感知される のです。 神経の途中で痛みが発生したり感知されることはありません。 」   

石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋

上図(神経の仕組み)をみると分りますが、   神経の先端には感覚受容器というセンサーが付いています。このセンサーが痛みの電気信号をキャッチすると、脳に伝わって痛みを感じます。   

神経の途中にはこのセンサーがないので、圧迫されたりしても痛みを感じたりしないというのが生理学(生命の仕組み)における医学の常識になっています。

通常のセンサーと同じ仕組みです。センサーはその先端で情報をキャッチして、情報がモニターに送られます。   途中の線を足で強く踏んでも、センサーが働くことはありません。何も起こりません。   

実は神経もセンサーと同じような仕組みになっています。ですから   神経の途中が圧迫され痛みが起こるという整形外科の説明は、医学部で教える生理学の生命の仕組みと全く矛盾する説明ということになります。   

▶なぜ、整形外科のドクターは神経が痛いと言うのか?

私は、ドクターは生理学の「痛みのメカニズム」で、『痛みは筋肉に起こる』と学んでいるのになぜ『骨がすり減って痛い』とか『神経が圧迫されて痛い』というのか理解できませんでした。

私は患者さんの体に触れながら、実際に痛い所を探すのが施術の基本なので「あ~、ここの筋肉が痛んでいるんだな」と分ります。ですから10年以上前から痛みは筋肉で起きることが分っていました。

実際に痛い所を確認すれば、骨なのか筋肉なのかすぐに分かる事なので、「医師がこんなこと分からないはずがない」「もしかしたら、私が間違っているのだろうか?」と長年疑問を感じていました。

10年くらい前、加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』という本を読んでその疑問がやっと解決しました。加茂先生の本にはこのように書いてあります。  やっぱり整形外科のドクターは知らなかったのです。  

 「痛みのメカニズムを知らない医師」  


  腰痛など筋骨格系の痛みのほとんどは、 筋肉のけいれんからくる「筋痛症」が原因です。 簡単に言うと、 筋肉の痛みです。 ところが、 医師の卵は、その肝心な 筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わない のです。なぜか 現代医学から「筋肉」がすっぽり抜け落ちてしまっています。   
 
いまの医学教育では、「痛みのメカニズム」については、  基礎医学の生理学で 臨床の勉強を始める前にちょっと習うだけで、医師になる頃にはすっかり忘れている のが現状だと思います。  

つまり、   痛みのメカニズムを忘れてしまった医師が、習ったことがない筋肉の病態を診ている のです。そして、  レントゲンやMRIや関節鏡で見える「骨格異常」が痛みの原因だと教えられ、疑うこともせず、そう思い込んでいる のではないでしょうか。  

これではうまく診断できるはずもないし、治療できるはずもありません。

石川県にある加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から一部抜粋

  ドクターの卵たちは、「痛みのメカニズム」ついてはほとんど習っていないに等しいのです。それで医療の現場に出てから先輩に「神経が圧迫されるのが痛みの原因だ」と教えられ、全く疑うこともなく診断している   というのが現実のようです。

その背景には、   筋肉はレントゲンやMRIをで検査しても写らない、 そして 現代医学には「筋肉科」がない 為に、 筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない、 さらに 整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て、体を見ない   という現実があるように思います。

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