これまで痛みの原因について詳しく話しました。
- 痛みは一種の電気現象であること
- 痛みの電気現象は筋肉細胞で起こること
- 筋肉細胞が痛むのは活性酸素による酸化が原因
この記事では、ではどうすれば痛みの電気現象を停止できるか?という話をします。
痛みの電気現象が停止する=痛みが停止する ということです。
この記事を書いた人
- 元文部技官(国立大学の医学部でドクターの研究助手)
- 中国4,000年の秘術奇形療法研究家
- 細胞還元療法研究家
- 痛みの電気現象を停止する方法の実用新案取得
- マイナスイオン応用学会(東京大学内)会員
- 痛み回復サポートセンター代表
- Amazonから本を4冊出版
- Amazonランキング8部門で1位獲得ベストセラー
- インターネット痛み回復指導18年(回復者10,000人突破)
- TV「○ートたけしの家庭の医学」に資料提供
- >>提供サービスはこちら
目次
痛みの原因【細胞とイオンの関係】
これまでお話したことの一部復習を兼ねながら話お話します。
正常な細胞をイオンの状態でイメージすると次のイラストのような感じです。
正常な細胞ではカリウムイオンが(K+)が外に排出されて内側がマイナスイオン、外側がプラスイオン状態となり約80mVの電位差が形成されると言われます。
正常な細胞が活性酸素で破壊された状態をイメージすると次の様になります。
細胞が活性酸素で破壊されると、細胞の内側からカリウムイオン(K+)が大量に放出されて細胞の外側全体がプラスイオン集団になってしまいます。
つまり細胞全体が酸化した状態(錆びた状態)になるわけです。
ですから筋肉全体が酸化して錆びた状態(特に筋膜が酸化しやすい)になり、硬くなって伸びたり縮んだりできなくなり痛みが起こります。
錆びた細胞を正常に戻す方法
酸化して錆びた10円玉を状態を元のピカピカの状態に戻す方法を知っていますか?
一生懸命磨いたり、削ったりする必要はありません。
水素ガスに入れると錆びた状態がたちまちピカピカになります。
これを還元作用と言います。
酸化とは原子の周りを回る電子が奪われて、原子がプラスイオン状態の事を言います。
逆に、還元とは電子が増えて原子がマイナスイオン状態を言います。
ですから、プラスイオン状態(酸化)の細胞に、大量のマイナスイオンを供給すれば還元作用が起こり正常な状態の細胞になると推察される訳です。
イオンの薬理効果を実証した医学博士
活性酸素により酸化して痛んだ細胞に大量のマイナスイオンを供給すると、還元作用が起こって色々な症状が回復することが2人の医学博士によって実証されています。
ベストセラーになった伝説の東洋医術
今から25年ほど前、鍼灸師の刑部先生が「11円療法」という本を出して大変話題になりました。
1対のツボに10円玉と1円玉を貼って様々な症状を改善するというツボ療法です。
実はこの方法は中国の「奇経療法」という東洋医術が原点になっています。
初代東洋医学研究所所長の間中善雄医学博士(京都大学:故人)がこの方法を長年研究され「イオンパンピング療法」を考案されました。
細胞に大量にマイナスイオンを供給する方法の一つが、間中善雄医学博士(京都大学:故人)が東洋医術の奇形療法をヒントに考案された「イオンパンピング療法」です。
ツボから経絡(生命エネルギーの流れ)に大量のマイナスイオンを流し込む方法で、経絡の流れに沿ってマイナスイオンが体内に流れます。
私も最初この方法を実践したので分かりますが、ツボや経絡を間違わなければ高い確率で症状が変化します。
11円療法の秘密
針も灸も使わないこの不思議な東洋医術には、現代医学とは違う何か別の仕組みがあるはずだと考え文献を読んで研究しました。
その結果、この不思議な東洋医術には私達が学生時代に習ったある化学が使われていることが分りました。
それが先にご紹介した「金属のイオン化傾向」だったのです。
この奇経療法という不思議な東洋医術は、この金属の電位差を応用してツボからマイナスイオンを体内に流し込む方法だと分かりました。
だからイオン化傾向の異なる10円玉(銅)と1円玉(アルミ)をツボ貼ると電位差が起こってマイナスイオンが流れるのです。
マイナスイオンの薬理効果を証明した医学博士
錆びた細胞を還元で修復する方法を発見したすごい博士がもう一人いらっしゃいました。
日本で最初にマイナスイオンの研究をされた方は高田蒔医学博士(東北大学:故人)のようです。
今から50年以上前になります。
高田博士の素晴らしい功績は、宇宙空間にはマイナスイオンがありそのマイナスイオンを体の中に入れてやると細胞が若返ることを発見されたことです。
博士は、大量のマイナスイオンを体の中に入れることができる医療器も開発されました。
これを「細胞活性療法」と言います。
日本の医療器認定の第一号になっているので、これを治療に使用しているドクターもいらっしゃると思います。
医療器に認定されていると言うことは、マイナスイオンに薬理効果のあることが50年以上前に証明されているということになります。
これは細胞に直接マイナスイオン電子を与えると、老化した細胞・弱った細胞・病気に侵された細胞が活性化され、自らの免疫力・抵抗力・治癒力が高まって治癒する仕組みになっています。
このマイナス電子を発生させる医療器を使って、現代医学で解決が難しいガンや高血圧、自律神経、喘息、アトピー、肝硬変、不整脈、慢性腎臓炎、認知症など様々な症状が改善されたという臨床試験データーがありますが、ごく一部の人しか知りません。
つまり錆びた10円玉が水素ガスでピカピカの状態に戻るように、酸化した細胞はマイナスイオンで還元されて正常に戻ることが50年以上前に実証されているのです。
ほとんどの病気は細胞の酸化が原因と言われています。
宇宙医学と東洋医学で同じ発見!
宇宙医学の高田蒔医学博士(東北大学)と、初代東洋医学研究所長の間中義男医学博士(京都大学)の研究には共通していることがあります。
宇宙医学と東洋医学という全く違う分野の研究で、マイナスイオンを体の中に入れてやると色々な症状が改善するという全く同じ発見をしたことです。
私の研究テーマは痛みの解決です。
そして、誰でも自分で解決にできるようにすることです。
これまでお話ししたように痛みは筋肉の問題で、筋肉細胞が活性酸素で酸化して破壊される為に起こります。
ですから、痛んでいる筋肉にマイナスイオンをドンドン届ければ痛みは良くなるのではないかと考えたのです。
痛みが消えるイオンパッチの仕組み
「金属のイオン化傾向」を応用して、最初に開発したのがシール状のパッチでした。
アルミに銅を貼り付けたパッチです。
アルミと銅は「イオン化傾向」に差があり、アルミはイオン化しやすく銅はイオン化しにくい金属です。
イオン化傾向の異なる金属を電解質溶液中(塩水など)に浸漬すると、両者の標準電極電位が異なるため電位差が生じてマイナスイオンが流れ出します。
イオンと逆方法に電気が流れるので豆電球が点灯します。(電池の原理)
このパッチを体に貼ると次のような化学変化が起こります。
皮膚の表面には汗、皮膚の下には血液が流れているので電解質溶液(塩水など)と似た状態です。
上図と同様に銅とアルミに電位差が生じてマイナスイオンが発生します。
発生したマイナスイオンは血液によって、痛んだ筋肉細胞に届けられます。
すると細胞の原子レベルで次のような変化が起こります。
痛んだ細胞の原子は電子が奪われ不安定な状態(プラスイオン状態)になっています。(これを酸化と言います)
外からたくさんのマイナスイオンが供給されると電子の数が増えて、安定した電子状態(マイナスイオン状態)になるのです。(これを還元と言います)
細胞や原子レベルでの変化はミクロの世界なのでお見せすることはできませんが、
体の状態の変化は見てすぐに分かるのでちょっとご紹介します。
このような変化が痛いところにパッチを貼り終えた直後に起こるのを20年間たくさん見てきました。
腱鞘炎など狭い範囲の痛みであればパッチで充分ですが、座骨神経など広範囲な症状だと貼るだけで1時間もかかったりします。
素人がプロ治療家になるイオンシート
パッチをたくさん貼るのも結構大変なので、もっと簡単にと考えて開発したのが貼り薬タイプの「メディカルイオンシート」です。
30枚のパッチが1枚のシートになっています。
広範囲の痛みでも、実際に痛いところを確認しながらシートをペタペタと貼るだけなので誰でも簡単にできるようになりました。
腰が痛い・膝や足が痛い・首や肩が痛いと言っても、実際に痛んでいる状態は個人個人違います。
ですから、このブログで基本的なやり方を解説しますので是非参考にして試してみてください。