背中の痛みで悩んでいる人も多いと思います。
一口に「背中が痛い」と言っても実際に痛い部分が違っています。
「背中の右側が痛い」と言う人もいれば「背中の左側が痛い」「背中の真ん中が痛い」など痛いパターンがいくつかあります。
この記事では、背中が痛むパターン別にその原因と解消法を紹介します。
背中が痛い原因と解消法
下写真中央は腰から背中にかけて痛い患者さんが実際どこがどのように痛んでいるのか、痛い所に1枚1枚パッチを貼って調べた写真です。
右の筋肉図と比較すると、腰の腰方形筋から背中は背骨の脇にある脊柱起立筋が痛んでいる状態だと分かります。
しかし、レントゲンに筋肉は写らないのでは分りません。

レントゲン写真と実際の腰痛の原因となっている筋肉の比較
背中が痛い原因を確認する方法
背中には脊柱起立筋と言われる、背骨をまっすぐな状態に保つ3つの筋肉があります。
棘筋、最長筋、腸肋筋です。
背中の痛みのほとんどはこのような筋肉が原因です。

背中の筋肉解説
うつ伏せになってご家族の方に指や手の平で軽く横圧してもらうと痛んでいるのがすぐ分かります。
上から押圧すると、「ウっ!」と声を上げるほど痛いのですぐに分ります。

背骨の脇に痛みが起こる時は、最長筋や腸肋筋といった筋肉が痛んでいる状態です。
この筋肉が痛んでいると、背骨を真っすぐに維持できなくなり腰が曲がった状態になります。
背中の右側痛い時の原因と解消法
背中の右側痛い時は、下図の痛み状態を調べた写真で分かるように右側の「最長筋」が痛んでいます。
「最長筋」は収縮すると、胸椎・腰椎を伸展させます。
また体幹の側屈や回旋にも作用し、腰部・胸部の運動には常に関係する筋肉です。

しかし、このような状態はレントゲンを撮っても分かりません。

背中の右側痛い時の解消法
押圧して痛い部分を確認しながら、痛んでいる全体を覆うようにシートを貼ります。
右側だけ痛んでいるケースは少ないので、左右の「最長筋」を確認します。
痛み方が違うだけで(右が痛み強い)両方悪い場合が多いです。

背中の左側痛い時の原因と解消法
背中の左側痛い時は、下図の痛み状態を調べた写真で分かるように左側の「最長筋」が痛んでいます。
「最長筋」は収縮すると、体幹の側屈や回旋にも作用しする筋肉なので、ここが痛んでいるとそういう動きができなくなります。
また「最長筋」は脊柱起立筋として背骨をまっすぐに保つ役割をしているので、ここが痛んでいると背中が曲がって猫背になったりします。

しかし、このような状態はレントゲンを撮っても分かりません。

背中の左側痛い時の解消法
押圧して痛い部分を確認しながら、痛んでいる全体を覆うようにシートを貼ります。
左側だけ痛んでいるケースは少ないので、左右の「最長筋」を確認します。
痛み方が違うだけで(左が痛み強い)両方悪い場合が多いです。

背中の真ん中が痛い時の原因と解消法
さほど多くはありませんが、背中の真ん中が痛い場合もあります。
下写真は背中の真ん中の痛みを確認したものですが、確かに背骨に沿って痛みが見つかります。
背中の真ん中なので「背骨が悪い」と思いますが違います。
骨には神経がないので骨が痛いと言うことは医学的にありません。
痛いのは右筋肉図で分かるように、背骨を支えている「多列筋」です
多裂筋とは、骨盤から腰椎、腰椎から胸椎など背骨と背骨をつなぐ比較的細かい筋肉で、上体を反るような背骨の伸展作用がある背筋の1つです。

しかし、このような状態もレントゲンでは分かりません。

背中の真ん中が痛い時の解消法
押圧して背骨の痛い部分を確認しながら、痛んでいる部分にシートを貼ります。

背中の真ん中が痛い時の解消法
しかしこのように背骨だけ痛んでいるケースは多くありません。
次の記事写真のように、「背骨+最長筋」が痛んでいる可能性が高くなります。
背骨の脇に筋肉も痛んでいないか確認して下さい。
背中全体が痛い時の原因と解消法
背中全体が痛い場合もあります。
この場合は背中全体の筋肉が痛んでいると考えて間違いありません。
特に「最長筋」と背骨の「多列筋」が良く痛みます。

写真のように痛んでいる部分にシートを貼ると、すぐに痛みが楽になったのが分かります。
体も楽に動かせるようになります。
肩甲骨の下が痛い時の原因と解消法
肩甲骨の下が痛いと感じる場合もあります。
この場合も痛んでいるのは「最長筋」で、ちょうど肩甲骨の下あたりに強い痛みが見つかります。

写真のように痛んでいる部分にシートを貼ると、痛みがウソのように楽になります。

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