膝の周囲には下図のように、様々な筋肉や腱、靱帯があります。
これらの筋肉・腱・靱帯があるから膝を曲げたり伸ばしたりできるわけです。
膝が痛い場合「変形性膝関節症」という骨の問題が原因とされますが、骨には神経がないので骨が痛いと言うことは医学的におかしい事になります。
私が20年間、膝痛に悩む方々を治療しどこが痛いか調べて分かった事は、実際にはこれらの筋肉・腱・靱帯等が痛んでいる状態でした。
しかし筋肉はレントゲンに写らないので、レントゲンで分かる骨の状態が膝痛の原因なってしまっているのが医療の現実です。


膝痛症状5つのパターン
「膝痛」と聞くとほとんどの人は、膝の同じ所が痛いと考えているかも知れません。
しかし、何千人の膝痛のどこが痛いか調べて分かったことは、膝痛には大きく分けて4つのパターンがあると分かりました。
- 膝の内側が痛い膝痛
- 膝の外側が痛い膝痛
- 膝の皿の上部が痛い膝痛
- 膝の皿の下部が痛い膝痛
- 膝の裏が痛い膝痛
5パターンの1つだけ痛んでいる場合もあるし、複数痛んでいる場合もあります。
この記事ではそれぞれの膝痛の原因と解消方法を解説します。
①膝の内側の痛み
下の写真は膝の内側が痛いと言う患者さんが実際にどこが痛いのか、パッチを貼って確認した写真です。

膝の内側が痛い原因を確認した写真

この写真で分かることは、膝の内側が痛む場合は「内側広筋」や「内側側副靭帯」が痛んでいる可能性が高いということです。
「内側広筋」は歩く時に足を前に振り出したりボールをけったりする時に使う筋肉で、階段の上り下りの時などに膝の内側に痛みを感じるようになります。
「内側側副靭帯」は膝関節の内側を安定させる役割を担っており、損傷すると膝が不安定になり痛みや腫れが生じます。
内側が痛い膝痛の解消法
膝の内側が痛い場合は、写真のように横になって上から軽く押圧すると、痛んでいる筋肉が硬くなっていて、強い痛みを感じるのでハッキリ分ります。
そこに「イオンシート」を貼ります。

膝の内側が痛い場合の解消法
シートを貼ったらすぐに歩いて見て下さい。
足が軽くなって、痛みが起こらなくないのが分ります。
②膝の外側の痛み
次の写真は膝の外側が痛いと言う患者さんが、実際にどこが痛いのかパッチを貼って確認した写真です。

膝の外側が痛い原因を確認した写真

膝の外側が痛い場合は、「外側広筋」や「外側側副靭帯」「腸脛靭帯」等が痛んでいる可能性が高いです。
「外側広筋」は足を前に振り出す動作やボールをける時に使う筋肉で、膝の外側に痛み顔小手力が入らず歩行も困難になります。
「外側側副靭帯」は膝関節の外側を安定させる役割を担っており、損傷すると膝が不安定になり痛みや腫れが生じます。
「腸脛靭帯」は大腿骨の外側から膝蓋骨の外側にかけて走行する靭帯で、損傷すると膝を曲げ伸ばしする際に痛みが出ることがあります。
「外側広筋」の損傷は老化や筋肉疲労によって起こります。
膝の外側を押圧すると実際に痛んでいるのが自分でも分かります。
「外側側副靭帯」の損傷は、スポーツ活動によって起こることが多いです。
サッカーやラグビーなどの接触プレー中に膝の外側に強い衝撃を受けた場合などが挙げられます。
一方「腸脛靭帯」の損傷は、長時間の歩行や立ち仕事ランニングなどの反復的な動作によって起こることがあります。
外側が痛い膝痛の解消法
膝の外側が痛い場合は、横になって上から押圧すると、痛んでいる筋肉が硬くなっていて、強い痛みを伴います。
そこに「イオンシート」を貼ります。

外側が痛い膝痛の解消法
膝が痛い場合、太腿の筋肉も痛んでいるケースが多くなります。
「太腿の痛みと筋肉」の解説も合わせて参照して頂くのが解決の早道です。
③膝皿上部の痛み
次の写真は膝の上部(皿の上)が痛いと言う患者さんが、実際にどこが痛いのかパッチを貼って確認した写真です。

膝の皿の上が痛い原因を確認した写真

膝の上部が痛む場合は、「大腿直筋」や「大腿四頭筋腱」が痛んでいる可能性が高いです。
「大腿直筋」は足を前に振り出したりボールをけったりする時中心になる筋肉です。
この筋肉が痛むと力が入らなくて、足を前に降り出すことができなくなります。
「大腿四頭筋腱」は特にスポーツで強い衝撃がかかる膝上部分の腱です。
「ジャンパー膝」は「大腿四頭筋腱」または「膝蓋腱」の使いすぎによる炎症で、ジャンプ・着地、走る・止まるなどの急激な動作を繰り返すスポーツ外傷ではよく知られた疾患です。
膝の皿上部が痛い膝痛解消法
膝の皿の上の痛みは、イスに座って押圧しても強い痛みを感じるので分ります。
そこに「イオンシート」を貼ります。

皿の上部が痛い膝痛解消法
膝の皿の上部分が痛い場合、太腿の筋肉も一緒に痛んでいるケースが多くなります。
「太腿の痛みと筋肉」の解説も合わせて参照して頂くのが早期解決方法です。
④膝皿下側の痛み
次の写真は膝の下部(皿の下部分)が痛いと言う患者さんが、実際にどこが痛いのかパッチを貼って確認した写真です。

膝の皿の下が痛い原因を確認した写真

膝の下部が痛む場合は、「膝蓋靱帯」や「鷲足腱」「腸脛靱帯」などが痛んでいる可能性が高いです。
「膝蓋靱帯」の主な役割は脚を伸ばす動作、特に歩行やジャンプ等の活動において非常に重要です。
膝を伸ばす際、筋肉が収縮しその力が膝蓋腱を通じて脛骨に伝わることで脚が伸展します。
これにより、人が移動したり物を持ち上げたりする際の力の伝達が可能になります。
膝蓋腱は非常に強靭で通常は外的な力に対して耐えることができますが、過度の負荷や繰り返しのストレスにさらされると、損傷を受けることがあります。
このような損傷が膝蓋腱断裂です。
「鷲足腱」「腸脛靱帯」も膝に強い衝撃を受けたり、ランニング・ジャンプなどの運動を繰り返し行うことで、負担がかかり炎症が起こります。
膝の皿下が痛い膝痛解消法
膝の皿の下の痛みは、自分で押圧しても痛んでいる所が分ります。
その痛い所に「イオンシート」を貼ります。

皿の下が痛い膝痛の解消法
膝痛は太腿の筋肉も一緒に痛んでいるケースが非常に多くなります。
「太腿の痛みと筋肉」の解説も合わせて参照して下さい。
⑤膝裏の痛み
写真は膝の裏が痛くて歩くのが辛い人です。
実際どこが痛いか確認しながら1枚1枚パッチを貼って調べた写真ですが、膝の裏全体が痛んでいるのが分ります。

膝の裏の痛みを調べた写真
くり返しになりますが、この場合も膝のレントゲンに撮っても、骨の状態しか写りません。実際の膝裏と比較すると、膝の裏にある筋肉が痛んでいる状態だと分ります。

膝裏が痛い場合は、「大腿二頭筋」は「半腱様筋」や「半膜様筋」と言った筋肉と一緒に膝関節の屈曲、股関節の伸展に関与する筋肉が痛んでいます。
一番痛み易いのは、太腿の外側よりにある「大腿二頭筋」です。
先に紹介した「膝の外側が痛い膝痛」の場合、この「大腿二頭筋」も一緒に痛んでいる可能性が高いです。
膝の裏が痛い膝痛の解消法
写真は膝の裏が痛い場合の解消方法です。押
圧して痛んでいる部分を確認し、痛い所に「イオンシート」を貼ります。
すぐに楽に歩けるようになります。

膝裏が痛い膝痛の解消法
膝裏が痛い場合は太腿の裏の筋肉も一緒に痛んでいるケースが多くなります。
「太腿の痛みと筋肉」の解説も合わせて参考にしてください。
膝痛の原因確認方法
最後に膝のどこが痛いか(痛んでいるか)確認する方法を解説します。
膝の痛みを感じる部分を軽く押圧すると強い痛みを感じるので、実際に痛んでいるのが分かります。

膝痛の原因をチェックする方法
押圧すると痛い部分は大抵筋肉が硬くなっています。
痛いのが片方だけであれば、左右の筋肉を触って比較すると全然違うのが分かります。
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