痛みが薬で良くならない理由とは?

整形外科に行くとたくさんの人が行列を作って順番待ちしています。

お話を聞くと2年も3年も通院している人がほとんどです。

病院や治療院は何年も通院している常連客がほとんどです。

ながおか
 

私の治療院には常連客がいません。

早い人は1回で良くなってしまうからです。

重症でも3~6回で来院不要になってしまいます。

このページではどうして長年病院に通っても良くならないのか?について詳しくお話したいと思います。

「何をやっても良くならない!」「どこに行っても痛みが解消しない!」 

と悩んでいらっしゃる方にお役立て頂けると思います。

痛みの本当の原因

ながおか
 

私は患者さんに 「何年も通って良くならないという事は、その方法では良くならないということです」「本当に良くなるのだったら、治療に行かなくて良くなるのが本当ではないでしょうか」 とお話します。

すると皆さん「そうですよね!」と言います。

どこの病院でも治療院でも、痛みの原因は骨や神経の問題だと考える先生がほとんどです。

しかし痛みの本当の原因は筋肉です。

腰痛も膝痛も、首や肩の痛みもすべて筋肉が損傷して起こる問題です。 

これまで「神経が圧迫されて痛みが起こります」「骨盤や背骨の歪みが原因です」などの説明を信じてきた方は、「痛みの原因は筋肉です!」などと言うと「え~本当ですか?」「ウソでしょう」と思うかもしれません。

そうなんです。

 その誤解がどこに行っても、何を試してもあなたの痛みが良くならない理由です。 

ドクターは痛みのメカニズムを知らない

「痛みがなぜ起こるか?」つまり痛みのメカニズムについて医学部では生理学(生命の仕組み)で学ぶ内容になっています。 

ドクターの卵たちが習う内容をご紹介します。

 生理学の痛みのメカニズム 

患部が継続して大きな刺激を受けると、脳はその刺激を受けて自律神経の交換神経が緊張します。

交感神経が緊張すると血管が収縮しその結果血流が悪くなり、筋肉細胞に十分な血液が行かなくなり酸欠状態になって行きます。

筋肉細胞が正常に機能するために酸素は必要不可欠なものなので、酸欠状態は危機的な状況になります。

この危機的状況に反応して、血漿からブラジキニンという痛み物質が発生します。 


 このブラジキニンが知覚神経の先端に付いている「ポリダーマル侵害受容器」(痛みセンサー)にぶつかると、痛みの電気信号が発生し神経を通して脳に伝わると痛みを感じるようになります。 

加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』より抜粋

 

少し難しいかも知れませんが、これが現代医学の生理学で分っている痛みの仕組みです。

現代医学でも筋肉が痛みの原因であることが分っているのですが、このような内容をほとんどのドクターは勉強していないと思います。

「え!嘘でしょう!」と驚くかも知れませんが、実はこのことを知っているドクターもほとんどいないのが現実のようです。

 私も当然医師はこのようなことを勉強して分っていると思っていましたが、実際は違うようです。

加茂先生はこのように言っています。

「痛みのメカニズムを知らない医師」

 腰痛など筋骨格系の痛みのほとんどは、 筋肉のけいれんからくる「筋痛症」が原因です。 簡単に言うと筋肉の痛みです。 

ところが、 医師の卵はその肝心な 筋肉の生理学や病態についてはほとんど習わない のです。なぜか 現代医学から「筋肉」がすっぽり抜け落ちてしまっています。   
 
 いまの医学教育では「痛みのメカニズム」については、基礎医学の生理学で 臨床の勉強を始める前にちょっと習うだけで、医師になる頃にはすっかり忘れているのが現状だと思います。   

つまり、    痛みのメカニズムを忘れてしまった医師が、習ったことがない筋肉の病態を診ている のです。

そして、 レントゲンやMRIや関節鏡で見える「骨格異常」が痛みの原因だと教えられ、疑うこともせずそう思い込んでいる のではないでしょうか。 

  

加茂整形外科医院院長の加茂淳先生の著書『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』から抜粋

     

ドクターの卵たちは、「痛みのメカニズム」ついてはほとんど習っていないに等しいのです。

それで医療の現場に出てから先輩に「神経が圧迫されるのが痛みの原因だ」と教えられ、全く疑うこともなく診断している

というのが医療の現実のようです。

その背景には、    

①筋肉はレントゲンやMRIをで検査しても写らない、

②そして 現代医学には「筋肉科」がない

③筋肉のことを研究しているドクターもほとんどいない、

④さらに整形外科のドクターはレントゲン画像だけ見て、体を見ない

という現実があるように思います。

なぜ?薬で良くならないのか

現代医学の治療は手術か薬しかありません。

ヘルニアや脊柱管狭窄症などが原因と診断された人は、

こちらの『病院で痛みが良くならない理由』をお読みください。

良くならない原因が分ると思います。

「病院からたくさんの薬をもらって飲んでいるけど良くならない」とか、「段々悪化している気がする」「できれば薬は飲みたくない」などで悩んでいる方も多いと思います。

このページでは「薬を飲んでも良くならない」理由について解説したいと思います。

腰痛、膝痛、関節痛などの痛みで整形外科に行くと、通常「痛み止め」を処方されます。

「痛み止め」は「消炎鎮痛剤」と言います。

つまり炎症をおさえるための薬です。

「消炎鎮痛剤」は大きく分けて「アセトアミノフェン」「非ステロイド系消炎鎮痛剤」「モルヒネ」の3種類ありますが、ここではもっとも多く使われる「非ステロイド系消炎鎮痛剤」の効用についてお話します。

私は痛みを解消方法を勉強している時、 免疫学で世界的に有名な新潟大学医学部の阿保徹先生の研究室にお邪魔したことがあります。

免疫力の仕組みについて色々教えて頂き、帰りに「これを読んで勉強しなさい」と1冊の本を頂戴しました。

その本は「薬をやめると病気は治る」というショッキングなタイトルですが、中身も薬の問題点を指摘するショッキングな内容でした。 

私はこの本から現代医学の問題に関してたくさんのことを教えて頂きました。

安保徹先生の「薬をやめると病気は治る」から「非ステロイド系消炎鎮痛剤」の怖さについて抜粋してご紹介したいと思います。

血流を止め組織破壊を促す消炎鎮痛剤 

消炎鎮痛剤の代表的な成分には、「アスピリン」「インドメタシン」「ケトプロフェン」などがあります。

これらの成分は、 体内でプロスタグランジンの生産を抑える働きがあります。

  先ほどお話ししたようにプロスタグランジンには、血管を開く、近くを過敏にして痛みを起こす、発熱させるなどの作用があります。

消炎鎮痛剤を使って、プロスタグランジンがへると知覚神経が麻痺して痛みは和らぎます。 

 痛みが起こるそもそもの原因は血流障害です。

消炎鎮痛剤でプロスタグランジンの産生を無理に抑えてしまうと、血管が閉じ血流障害はさらに悪化します。

近くが麻痺して痛みがおさまっても、根本原因である血流障害は改善されないままです。 

新潟大学医学部教授 安保徹先生著「薬を止めると病気は治る」より抜粋

私達の体は正直です。

阿保先生から教えて頂いたことですごく記憶に残っているのは「痛みは体の声です」という言葉です。

痛みは体で問題が起きていることを教えてくれている訳です。

そして体には自然治癒力が備わっていて、一生懸命治そうとします。

風邪をひくと熱が出るのも、免疫力を高めてウィルスと戦うためです。

炎症も実は体が治ろうとする一つの治癒反応です。

薬はそれを麻痺させて一時的に痛みを感じなくさせている

というのが免疫学からみた薬の効用です。 

さらに阿保先生の話は続きます。

痛みがいったんおさまって薬をやめると、体は血流を再開させるために、再びプロスタグランジンを動員して血管を開きます。

これでまた痛みがぶり返して…と、いたちごっこになってしまうのです。

血流障害は全身の細胞の活力を奪い、さまざまな病気を招きます。

消炎鎮痛剤を常用している人の中には、血流が途絶えてしまうために冷えや耳鳴り、めまい、頭痛、腰痛を併発している人が少なくありません。

 また、長期使用に伴って、自律神経のバランスも乱れていきます。

 プロスタグランジンには交感神経の緊張を抑え、アドレナリンの産生を抑制する作用もあります。

そのためプロスタグランジンの産生を抑えると、交感神経は積極的にアドレナリンを産生するようになり、それに連動して顆粒球が増加し、活性酸素が大量発生し組織破壊が進みます。

新潟大学医学部教授 安保徹先生著「薬を止めると病気は治る」より抜粋

消炎鎮痛剤とアドレナリンの変化を示すデーター(阿保先生本)
鎮痛剤投与による骨髄細胞の変化(阿保先生の本)

薬は神経を麻痺させて目先の痛みを止める対処療法です。 

止めると体は元の状態に戻ろうとします。

 そして

薬を飲み続けると体が本来持っている機能が損なわれ、体に様々な変調をきたす

ことが阿保先生の研究から分っています。

『あらたな病気が上乗せされる

このような作用をもつ消炎鎮痛剤を、たとえば腰痛に使い続けたらどうなるでしょう? 

《腰が痛い⇒消炎鎮痛剤を使う⇒腰の痛みがぶり返す⇒消炎鎮痛剤を使う》というくり返しは、《交感神経の緊張⇒顆粒球の増加・血流障害⇒組織破壊》という流れを作ります。 

同時に副交感神経の働きが抑えられることで、《リンパ球の減少⇒免疫低下》という最悪のサイクルができあがります。

その結果、下図に示したように高血圧、糖尿病、不眠症、便秘、頭痛など新たな病気が次々に上乗せされていきます。 

患者さんに別の症状が現れると、今度はそれを抑えるために、医師は降圧剤、経口糖尿薬、睡眠薬など新たな薬を処方します。

こうして終わりのない対処療法が始まるというわけです。

新潟大学医学部教授 安保徹先生著「薬を止めると病気は治る」より抜粋

鎮痛剤の投与により新たな病気を引き起こす仕組み

これがあなたが病院に何年通っても良くならない、そして色々な症状が増えて逆に悪くなっったりしてしまう理由です。

手術しても良くならない、薬を飲んでも良くならない、世の中にはそういう人があふれています。

良くならなくて悩んでいらっしゃる人のために、新しい解決方法がないだろうかと20年探し求めて開発できたのが「マイナスイオンシート」で、阿保先生の免疫学的見地からも体には全く害のない方法になっています。

ながおか
 

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